こんにちは！
中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかです！
本日はオンラインカウンセリングココロノマルシェに寄せられたご相談への回答になります。
頭ではわかっているけどなかなか手放せない他人への期待。
「他人から大切にされたい！」「誰かの特別な存在になりたい！」という思いは誰もが持っているものですし、当たり前にある感情です。
しかし、それが周囲への「期待」になると話は別。
なぜ過剰に期待してしまうのか？どうすれば他人への期待が手放せるのか？その鍵はやっぱりあのお話、自己肯定感なのです。
◾️ご相談内容
ご相談内容はこちらです。
『他人から大切にされたい』
40代の独身女性です。恋人もいません。
私はここ数年他人に大切にされたい、特別になりたいと強く感じていました。
それを自覚したのが大人になってからというだけで、昔からあったのかもしれませんが。
大切にされたいと思うのに、自分を好きにならない人をずっと好きで追いかけていたり、自分を大切にするみたいなのもよくわからずただ感情の赴くまま行動してきました。
他人に大切にされたいというわりに自分が他人を大切にできているかというと、多分そんなこともないです。
何かやらかしてしまうと、私はもう1人きりの方がいいのかもと悲劇のヒロインぶって友人から離れようとしたり面倒な性格です。最近他人に大切にされなくてもいいのではないかと思い始めました。
snsなどを見ると他人から大切にされることはとても素晴らしいこと、価値があること、男に溺愛されるのが勝ち組みたいな投稿をみて洗脳されていたのかもしれない。
私も他人を大切になんてしなくていいし、されなくても別にいいのではと思い諦めようと思いました。
でもやはり他人への期待みたいなのが消えなくて、どうしたらいいのかわかりません。
このような他人への期待はどうやったら消せるでしょうか？
わかりにくい質問で申し訳ありませんが、どなたかアドバイスお願いします。
（ご相談者様：Kさん）
Kさん、こんにちは！
はるかが回答させていただきますね！
◾️回答
大切にされたい、特別でありたいと思う理由
＞他人への期待はどうやったら消せるでしょうか？
いきなりの結論から申しますと、「自分に期待したら良いんだよ」というお話になります。
snsなどを見ると他人から大切にされることはとても素晴らしいこと、価値があること、男に溺愛されるのが勝ち組みたいな投稿をみて洗脳されていたのかもしれない。
他人に大切にされることはとても素晴らしいことだし、自分の存在価値を感じられるし、特に女性社会の中には「男性に溺愛されることが勝ち組みよ！」みたいな風潮は確かにありますよね。
大切に扱われているイメージとして分かりやすいというか、「実際にそれが体感できたら気持ち良いだろうなぁ」と妄想もしやすいですしね。
それに動画やSNSでもそういった情報が溢れていますものね。私もYouTubeやXでよく観てしまいます（笑）
＞私はここ数年他人に大切にされたい、特別になりたいと強く感じていました。
Kさんは他人に大切にされたり、特別な存在になることでどのような思いが満たされると感じていらっしゃるのでしょうか？
先ほどあげたような、自分の存在意義が満たされるという感覚でしょうか？
「男に溺愛されるのが勝ち組」という投稿に興味をそそられたということは、Kさんは「男に溺愛されていない人は負け組」みたいな思いをお持ちということですよね。
なぜそこで競争心を抱いてしまうのでしょうか？
逆説的に捉えると、「私は大切にされてないし、特別な存在ではない」と感じているから、その分だけ大切にされたい！特別な存在になりたい！という欲求が前面に強く出ているということになります。
Ｋさんはどのような瞬間に「私は大切にされてないし、自分は特別な存在ではない」と感じるのでしょうか？
ずーっと漠然と感じてらっしゃる感情なのでしょうか？
その思いが強く出てくるような、何かきっかけになるような出来事があったのでしょうか？
ご相談文を読んでいると、なんだかご自身の年齢や独身であることや恋人がいないことをとても悲観的に捉えていらっしゃるように感じたのですがいかがでしょうか？
他人に期待してもそれが裏切られる理由
誰かの大切な存在になりたい、誰かの特別な存在になりたいというのは人間の本能というか三大欲求の中の一つでもある「承認欲求」に値するものです。
なので、その思い自体は誰もが持っている感情ですし当たり前にあるものです。
しかし、それが他人への「期待」になると話は別です。
他人への期待が裏切られる理由は、それが自分都合でイメージしたファンタジーの世界になっているからです。
「私は人から大切にされていない」「裏切られた！」と感じているのは紛れもなく自分ですよね？
それは自分都合でイメージしていた世界に、相手を当てはめていただけ。
ということは、その期待していた相手のことをよく見ていなかったのは自分であり、自分が相手を理解していなかったということにもなりますし、それは自分のことをよく理解していないということにも繋がります。
誰かに大切にされたい！特別な存在になりたい！と感じたとき、「じゃあ自分は、その誰かに何が与えられるだろうか？」という己の魅力や価値や才能の話になってくるのですが、その点についてはご自身で「私はコレとアレとソレが与えられるわ！」みたいなものはすぐに出てきますか？
Kさんは何が与えられる人なのでしょうか？
Kさんはどんな魅力や価値や才能をお持ちの女性なのでしょう？
どこかで「私にはそんなものなんてない」「自分には何もない」と感じていませんか？
〝自分には素晴らしい魅力と価値と才能がある〟ということについて確認したり検証もせずに「自分に誇れるものなんて何もない」と最初から決めつけている部分はありませんでしょうか？
別に誰かに誇れなくたっていいんです。
Kさんは生まれてから今まででいろんな経験をしてきたはずです。
これまでに自分が経験してきたことや投資してきた時間やエネルギーにどれほどの価値を感じられているでしょうか？
ちょっと厳しい言い方をすると「自分には何もない」と思い込んでいるから、他人から大切にされたいと感じるんです。
他人から大切にされることで自分を満たそうと、自分にはないもので満たそうとしてしまうんです。自分に魅力や価値や才能があるなんて感じられず心にぽっかり穴が空いていて枯渇しているから、外から集めて補わなきゃと過剰に感じてしまうんですよね。
そうやって自分の内側にないものを外側のもので埋めようとして、周りに期待をしてしまうんです。
それが
＞snsなどを見ると他人から大切にされることはとても素晴らしいこと、価値があること、男に溺愛されるのが勝ち組みたいな投稿をみて洗脳されていたのかもしれない。
こういうことだったんじゃないかなと思うんです。
「自分には何もない」と思うことって苦しいし悲しいし絶望しか感じられませんよね。
あまり楽しいものでもないし面白みも感じられないと思うんです。
目指しているうちはアドレナリンが出て楽しい時期もあるでしょう。
でもなかなか望む状況が手に入らなくてヤキモキしてくるでしょう？
かといって、これまでのように他人に期待したって自分が望むものはなかなか手に入りません。
手に入ったとて、次の瞬間には新しい手に入っていないものが気になって、そればかりを追いかけてしまいます。
自分がすでに手にしているものに価値を見出せないから、手に入った瞬間に価値が感じられなくなるんです。
なので、ここではこれまでのやり方や考え方の癖を手放す必要があります。
自分には何もないと思う時に考えてほしいこと
他人に期待するのではなく、自分に期待しましょう。
自分の中にある宝探しを行なってください。
Kさんは自分の中に宝石やお金が眠っているとしたらどう思います？
絶対探しに行きますよね？
だって自分の中にあることはわかっていることですから、外の世界に探しに行くのではなく自分の中だけで探せば良いんです。
それとも「そんなものあるわけないじゃん」って思います？
ではそんな方達に向けて言わせてもらいますが、外の世界に期待して何が手に入りましたか？
期待通りに手に入れられたものって何がありますか？
我慢や犠牲して手に入ったものってなに？
他人に期待して手に入ったものってなに？
自分を好きになってくれない人をずっと追いかけて手に入ったものって何？
期待して手に入ったものは期待以上のものだったかしら？
違いますよね？
全然期待通りじゃないですよね？
期待していると我慢や犠牲してまでも手に入れようとするんですけど、自分の心が我慢や犠牲オンパレードなので、とてもいやーなものしか手に入らないのですし、自分が想像していたものよりも劣っていると怒りを感じます。
それが、
＞私も他人を大切になんてしなくていいし、されなくても別にいいのではと思い諦めようと思いました。
という、なんだか期待することにも疲れたというか、どうでもいいやみたいな諦めのような感情として怒りが出てきて疲れてくるんです。
自分が普段どんな感情を放っているかで、引き寄せられるものもそのエネルギー値に合ったものが引き寄せられるということなんですよね。
与えることと受け取ること
＞このような他人への期待はどうやったら消せるでしょうか？
先ほどもお伝えしましたが、他人に期待するくらいなら自分に期待しましょう。
ぜひ、ここはカウンセラーと一緒にKさんの中にある財宝探しを行なってください。
「このヤキモキした状況を脱出したい」
「腹を括ってコミットしたい」
「今年のうちに今の状況を変えたい」
と思われたのならば、
ランジェリーワークショップにお申し込みください。
ご相談文からKさんの魅力・価値・才能を抜粋するなら、
自分を好きにならない人をずっと好きで追いかけられたのもKさんの才能であり魅力なんです。
感情の赴くままに行動できたのも情熱の女だという魅力。
「他人から大切にされなくても別にいいのでは？」と半ば強引に諦めようとしながらもやっぱり諦めきれず、このココロノマルシェにご相談してくださったのもリーダーシップという才能。
（彼から大切にされたい、あの人の特別な存在になりたいと願う女性は多くいらっしゃいます）
＞何かやらかしてしまうと、私はもう1人きりの方がいいのかもと悲劇のヒロインぶって友人から離れようとしたり面倒な性格です。
その面倒だと感じる性格もKさんの魅力であり個性です。
それらの魅力・価値・才能をどうやって生かしていこうか？
どうやって周りに与えていこうか？
どうやって周りの喜びや楽しさに使っていこうか？
そうやって一つ一つ指差し確認しながら、自己肯定感を育んでいきましょう。
自己肯定感が育まれていくと、他人から大切にされたい！と強く感じなくても勝手に他人から大切にされていると感じられる機会が増えていきます。
「与える人」に変わると、勝手に愛される循環が生まれるんです。
自分の価値を取り戻して内側から満たされる生き方へ
他人から大切にされたいと強く感じてしまうということは、Kさんがこれまでの人生の中でたくさんの人の期待に応えてきた証拠でもあります。
両親や先生や上司、友人や同僚、好きで追いかけていた彼etc
「自分がやってきたことと同じくらいのエネルギーで、あなたも私のことも大切にしてよ！」と感じていらっしゃるのだろうと思います。
だからこそ自分の価値・魅力・才能を自分で認識し、受け取っていく必要があるんです。
Kさんは他人には真似できないほどのエネルギーを使って他人の期待に応えてきたということです。
それはKさんだけでなく、長女だったり、母を背負ってきた人だったり、優等生の方あるあるなお話かと思います。
Kさんはこれまでの人生の中で辛かったことや大変だったことをどのように乗り越えてきましたか？
学生時代にショックだった出来事はなんですか？また、それをどのようにして乗り越えてきましたか？
子供の頃、父や母はどんな人でしたか？
家族との印象的な出来事はなんですか？
普段の生活の中で、自分と他人どちらを優先することが多いですか？
Kさんが本当にしたいことはなんですか？
習慣を変えたければ継続的にカウンセリングを使って新しい視点を取り入れ、自分の中に眠る魅力・価値・才能という名の宝探しを行なってください。
それがいちばんの近道ですし、強制的に習慣を変えるということに関してはもってこいの環境づくりになります。
そうやって自分の幸せのリーダーシップを取っていきましょう。
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回答は以上になります＾＾
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