自分と向き合ってるのに全く現実が変わりません【ご相談に回答しました】

ご相談への回答


こんにちは!
中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかです!



本日はオンラインカウンセリング「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談への回答になります。

ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラー/ココロノオフィス主催のカウンセラー養成講座「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、みなさんから寄せられたご相談を受け付けているオンラインの無料掲示板です。
たくさんのカウンセラーから回答がいただけますので、よかったらご利用くださいね^^


◾️ご相談内容

ご相談内容はこちらです。

『ネガティブな気持ちの向き合い方』


はじめまして。
私は30代の独身女性です。
一度結婚したものの、他の大好きな人ができてしまい、不倫を経験の上、今は離婚をしらその大好きな人と同棲しています。

ですが、その大好きな彼との日々の生活で感じる自分の感情がしんどいのです。

私は昔から肯定感や自信のなさが無く、誰かに愛されることでその苦しさを消化してきました。若いときは自分の見た目で自己肯定感を満たし(もっとも、そういった男しか寄ってこないのですが、そんな男達にモテることで満たしてました)
また、元旦那がとにかく全肯定してくれる人だったので何かあれば時には理不尽に訴え、自分を肯定し続けてもらってました。

そんな中、今の彼と付き合い。不倫時代は奥さんより私を大切にしてもらうことで自己肯定感を保ててたのかもしれません。または当時は自分の責任は自分でとる、と思えてたので彼に責任を持たすことはせずに生きれていました

ところが今、本彼女となった途端に不安が一気に押し寄せ(いつ帰ってくるの?土日も仕事があるの?誰と飲んでるの?)、その不安を今まで通り外側(この場合、彼に)押し付けたところ全く受け取ってもらえず。肯定されるどころか否定されて、ボロボロになり、それでもめげずと彼に気持ちをぶつけ、安心させてー!!!!と騒いでいたら「このままたと一緒にいれない」と言われてしまいました。

そこで初めて、自分を安心させたり肯定させるのは自分自身でやることなんだと30代半ばにして気づけたのです。彼に押し付けても、寧ろ状況は悪化するんだと気づいたのです。

とはいえ、じゃあどうすればいい?とのことで自分を肯定するやり方なんて分からず、色々なカウンセラー様のブログや投稿を拝見し、「自分をジャッジせずに受け入れる」を兎に角やってきました。
彼との生活の中で嫌だなと思ったこと、まずは彼にぶつけずに自分を愛す、受け入れる。をやっていきましたが、とにかく、いっっっこうに状況が良くならない。

気付いたら彼に爆発させて、またもや受け止めて貰えず、そんな事をする自分のことが嫌いで受け止めることができません。

て心のなかで「どんな事思ってもそれでいいんだよ!」って言ってあげたり、紙に自分の思う気持ち書き殴って、「そう思う自分でいい」って思ったり。
…本当にそれでいいんでしょうか?
中々状況が発展しなく、一生続く不安との闘いに疲れてきました。

そもそも一緒に住んでいれば自分の気持ちに向き合う時間って中々なくないですか?…でも一人にもなりたくない。不安なんです。
私が今度は浮気されるんじゃないか?
こんな私は嫌われるんじゃないか?
気づけば頭の中はそんなことでグルグル。
受け入れる努力をしても、直ぐにその気持ちは復活してきます。

一人になって自分と向き合いたいのに、2人で暮らしてると彼が良いと思う自分でいなきゃと思っていしまう(そうじゃない自分はだめ)
そんな自分に疲れてしまうし、でも自分の気持ちを爆発して嫌われるのも嫌だし。

もう何をすればいいのか分かりません。
日々モヤモヤモヤモヤが続いて辛いです。


(ご相談者様:エリさん)

中辻はるか
中辻はるか

エリさん、こんにちは^^

はるかが回答させていただいますね!

*回答

まずは、

>自分を安心させたり肯定させるのは自分自身でやることなんだと30代半ばにして気づけたのです。彼に押し付けても、寧ろ状況は悪化するんだと気づいたのです。

これに気づけたことは本当に素晴らしいことです^^


「30代半ばにして」とおっしゃっているということは、もう少し早く知っていれば!気づいていれば!こんなことにはならなかったのに!と思われているということでしょうか?

エリさんはよっぽど自分に厳しいお方なんですね。

そのほかの文面からもストイックさが滲み出ている感じが伝わってきます。

それくらいエリさんは素直で正直で頑張り屋さんな方なんだろうなと思います。


そんな頑張り屋さんが疑心暗鬼になり弱音を吐いてしまうくらい怒りにも似た諦めの境地に陥ってしまっているということは、相当頑張られたんでしょうね。

ちょっとやりすぎてしまいましたかね?


ガガガガガーっとショベルカーで穴を掘りまくる勢いでやってこられたのだろうと思いますが、それくらいやらないと不安だったんでしょ?

心の中から無限に湧き出てくる怖れや不安や孤独感や悲しみや惨めさや罪悪感や無価値感やをかき消すために、今までがむしゃらにやってこられたのだろうと思います。

それもエリさんの才能なんですけどね。



さて、ネタが豊富なお方なのでどこから入刀させて頂こうか吟味しているところなんですけど(をい笑)



元夫氏との関係を深掘りしても良いし、今彼や夫と出会う前の闇に葬り去った歴代の彼氏たちとのことを深掘りしてもいいし、幼少期の親子関係から源泉を掘り当てていっても良いですし、、、

さて、どの部位からいただきましょうか(まるで鬼滅の刃に出てくる鬼の心境)。



なぜエリさんがこんなにも見捨てられ不安を抱えているのか?その感情はどこからきているのか?という点がこの問題の焦点になってくると思うんです。


*「愛されるために」が生きる原動力だった時代

>私は昔から肯定感や自信のなさが無く、誰かに愛されることでその苦しさを消化してきました。若いときは自分の見た目で自己肯定感を満たし(もっとも、そういった男しか寄ってこないのですが、そんな男達にモテることで満たしてました)

私たちは「誰かに愛してもらわなければ生きてこれなかった」という前提があります。

誰でも赤ん坊の頃は泣くことくらいしかできませんでしたよね?寝る時もぐずるし、夜中に目が覚めれば泣くし、すぐに二足歩行ができた人なんていませんよね?

生まれて早々自力でミルクや固形物を食べれた人だっていません。


なので、いま私たちが生きているのは「誰かに愛してもらったから」ということになります。



誰かに遊んでもらってミルクやご飯を食べさせてもらって、う◯こすればオシメを変えてもらって、お風呂に入れてもらって服を着せてもらって温かい布団に寝かしつけてもらう。これって愛ですよね?



でもだんだんと成長してできることが増えていったり、自分よりも下の兄弟姉妹が生まれたり、両親の仲が悪かったりなどで親の心の余裕がなることがあったりすると、周り(親)から自分への注目度は生まれた当初よりも減ったように感じます。


「あれ?なんかサービス悪くなった?」と感じてしまうような錯覚に陥ってしまうんです。(親も周りもそんなつもりはないことが多い)



特に子供の頃は体も小さいし力も大人に比べると弱いので、できることが限られているので大人に依存しないと生きていけません。

「誰にも愛されない、注目されない」ということは、ご飯を与えてもらえないという生命の危機を感じますから、「このままでは生き延びられないんじゃないか!?」という不安に駆られてしまいます。

そこで、私たちは「どうすれば愛されるのか?」「どうすれば注目してもらえるのか?」「どうすればご飯が与えてもらえるのか?」といった仮説と検証を立てて、それを実行していきます。


エリさんの場合は、

>若いときは自分の見た目で自己肯定感を満たし(もっとも、そういった男しか寄ってこないのですが、そんな男達にモテることで満たしてました)


ということで、男性たちに注目されることでその不安や怖れを回避し、それが仮説と検証結果においての成功体験になっていたということになります。



その成功体験が今までのエリさんの生き方だったわけですが、その生き方の方程式が離婚を機に犯されようとしているということですね?


それは〝生き方を変える時が来た!〟ということで、生きるステージが上がったことを意味しています。

*生きるステージが変わったから問題が起こる

で、ここでちょっと質問ですが、そもそもなぜエリさんは自分のネガティブな感情と向き合われているのでしょう?


>気付いたら彼に爆発させて、またもや受け止めて貰えず、そんな事をする自分のことが嫌いで受け止めることができません。

自分自身を傷つけるために彼に自爆しているということにはお気づきでしょうか?


>そもそも一緒に住んでいれば自分の気持ちに向き合う時間って中々なくないですか?…でも一人にもなりたくない。不安なんです。

>一人になって自分と向き合いたいのに、2人で暮らしてると彼が良いと思う自分でいなきゃと思っていしまう(そうじゃない自分はだめ)そんな自分に疲れてしまうし、でも自分の気持ちを爆発して嫌われるのも嫌だし。


一人になりたいのか、なりたくないのかどっちやねーん!というツッコミは置いといて、この相反する感情が蠢いていることが一番しんどいんだろうなと思います。



*同棲中でも自分と向き合う時間を確保する方法とは?

ちなみに、彼と一緒に住んでいても自分の気持ちと向き合う時間は作ることは可能です。「私は私のことを幸せにするんだ!」という自分自身との約束を守る覚悟があれば、の話ですが。




エリさんと少し状況は違いますが、私も過去にお付き合いしていた彼と同棲している時代がありました。

当時の彼は相当なダメンズで問題児で、「もう話にならん!付き合ってられない!」と何度も別れがよぎるほどの男性でした。

でも実際にこちらから別れ話をしようとすると寂しさや不安や孤独感がヘドロのように押し寄せてきて、別れに対する思いが揺らぐんです。

どんなに酷いことをされても彼に対して「別れたい」「この家から出ていって」と言えなかったんです。


毎月「今月末までには絶対に別れるぞ!」と決めて、別れ話をするための自分の中だけの期限(?)タイムリミット(?)を設けていましたが、月末が近づいてくるとむくむくと不安と怖れが出てきて、えいや!と思って彼に別れ話をしたとしても、別れ話の途中でアホみたいに涙が止まらなくなることを毎月月末に繰り返していました。

でも一彼と緒にいることもめちゃくちゃ辛くて苦しいんです。

頭では今の状況が幸せではないことは100も承知なんです。



でも別れた後に襲ってくるであろう不安や怖れや孤独感や寂しさを考えると別れることができないし、かといって一緒にいることもしんどい。そんな状況が1年近く続いていたかと思います。(今思えばよく耐えたわ笑)

当時は通勤途中に小さな教会があったのですが、毎日その教会の前を通りながら「いつまで我慢すればいいですか?」「あとどれくらい耐えたら許してもらえますか?」と思いながら通勤していたことを今でも覚えています。

どう考えても幸せになれない相手なのに、そんな彼に依存&執着しなきゃ自分を保っていられないくらい、底なし沼のような寂しさと不安と孤独感が蔓延り、ネガティブな感情を感じることを回避していたんです。


でもそんな状況の中でも一つ決めていることがありました。

「絶対に私はこの寂しさと不安と怖れと孤独感から抜け出す」

「こんな苦しい状況から抜け出してみせる」



そして、毎月必ず自分の感情と向き合う時間を確保していました。

「自分との約束」として、そこだけは必ず守っていたんです。


別に常時自分と向き合わなければ状況は好転しないのだ!というわけではなく、毎月1~2時間だけでもいいんです。または毎日5分だけでもいい。


その時間だけは自分を受容する時間、自分を労る時間、こんなクソみたいな男に依存しなければ生きていけない惨めな自分を「今はそれでもいい。今はしょうがないけど、必ず幸せを感じられる自分になろう」と安心させる自分のためだけの時間を自分に用意してあげる。

それだけでも十分な自己受容なんです。


なので、彼が私と一緒に家にいる時間帯だったとしても、私は私で自分の感情と向き合うために、本当に欲しい幸せを選択できる自分になるために、または彼と別れるために(笑)

彼のいる目の前でセミナー(オンライン)を受けていました(もちろん彼は私がどんな目的でどんなセミナーを受けているのかは知りません笑)




当時から色々なカウンセラーさんのブログや投稿を見たり読んだりすることも行なっていましたが、そうやって一人で黙々と自分と向き合う時間だけでなく、誰かと一緒に自分の感情と向き合う時間を確保していたんです。



それは自分の中にある怖れや不安などの回避したい感情から目を背けないための手段でもありましたし、自分がどんな状況であっても気分良く過ごせる時間を少しずつでもいいので生活の中に取り入れ、その感覚を習慣化させるためでもありました。

そうするとね、だんだんと不安や恐れや孤独感が緩和されていったんです。

人質にとらわれているような、ナイフを喉元に突きつけられているような感覚が緩和されていったと同時に、「私は一人ではないんだ」という漠然とした確信が芽生えていきました。

*思考vs感情

私たちの脳はとても優秀で都合よくできているので、怖れや不安なんてネガティブで感じたくない感情は感じずに済むように都合よく解釈し、都合よく行動してしまうところがあります。

それは「お金がないからカウンセリングやセミナーが受けられない」などでお金のせいにしてみたり、「仕事が忙しくなったから自分と向き合う時間とエネルギーが確保できない」と仕事のせいにしてみたり、急遽別の予定が入り込んでしまったなどで無意識に他の予定を入れ込んで回避してみたり・・・



いくら思考で「不安だから変わりたい」「このままでは彼も地球も吹き飛ばしてしまうわ!」「見捨てられないために変わらなきゃ」と思っていたとしてもそれは思考が編み出した答えであって、感情面がその答えに納得がいっていない場合は変化を受け取れないんです。

それだけ私たちの感情のエネルギーはパワフルってことです。


ちなみにですが、すでにエリさんも自分の感情を紙に書き出してみたり、自分の気持ちを肯定するということをやっていらっしゃるようですが、果たしてそれを行なっている時の気分やそれを行った後の気分として心地よいものだと感じられているでしょうか?



・彼と一緒に住んでいるから自分の気持ちと向き合う時間が確保できない

・彼が受容してくれないから自爆してしまって更に自分のことが嫌いになる

・彼と一緒にいると彼が良いと思う自分でいなきゃと思ってしまうしそんな自分はダメだと思って疲れる

・一人になって自分と向き合いたいけど不安だから一人にもなりたくない

そうやって自分の気分が良くない原因を彼や環境のせいにしているうちは、状況はなかなか好転しにくいでしょう。

自分の目の前に彼がおろうがおるまいが、自分の気分を良くするのは彼ではなく自分ですからね。

*状況が好転しない時に見直して欲しいこと

やることやってるのになかなか状況が発展しないとおっしゃる方に必ずお尋ねすることがあります。

「今の状況に対してご自身が何か得をしていることがあるとしたら、何だと思いますか?」



状況が発展すること以上に現時点で何か得していることがあるとすれば、そりゃ変わらない方が都合がいいと感情面では思うよね、ということなんです。



思考では「状況が発展してほしい、変わりたい、不安を感じたくない」と思っていると頭で認識はしているのだけど、心の奥の本音では「今の状況が変わると都合が悪いことがある」ってことなんです。




そしておそらくですが、エリさんがずっと不安な原因は自分を否定し続けているからです。

心の奥の本音ではずっと自分を罵倒し否定しているんです。

そうやって我が先にと自分で自分を見捨てたんです。

だから、彼も「私が私にやってることと同じように私を見捨てるのでは?」と感じて不安なんです。

ということは、全肯定してくれる元旦那さんと一緒にいることで自己肯定感にはつながっていたかもしれませんが、実はしんどかったんじゃないでしょうか?

元々見捨てられる不安があるから、先に自分が旦那さんを見捨てたとしたら・・・?

そう考えると色々と辻褄が合ってくるものものあるかもしれません。




全肯定してくれる元夫だったけど不倫をして離婚を選択したご自身のことをどれだけ許せていますか?

男たちを虜にしてしまうほどの美貌の持ち主であることをどれだけ自分で受け入れられていますか?

奥さんよりも自分を大切にしてくれる彼がいることをどれだけ許せていますか?



自分の感情は自分で面倒を見れるようになることが1番の目的ですが、その目的地に辿り着く道中で行う自分と向き合っていく過程の各々について、一人でやるということはあまりお勧めをしていません。

生きるステージが変わったから問題となっているのであって、それならば今までのやり方を手放していく必要があるからです。

まず今のエリさんに必要なことは、自分との約束を守ることではないでしょうか。

もっと自分らしく幸せになりたいと思ったから、自分のことを全肯定してくれていた元夫を手放し、不安だったけど離婚を決断されたのでしょう?

その時の思いや覚悟をもう一度思い出してみてください。

本音で自分の心と繋がることができれば自然と見捨てられ不安も緩和されていきますよ。



回答は以上になります。

中辻はるか
中辻はるか

長くなりましたが、この回答が少しでもお役に立てますと幸いです。

この度はココロノマルシェにご相談くださりありがとうございました。

いつでもエリさんの幸せを応援しています。


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