内なる戦争を終わらせて真のパートナーシップへ【ご相談に回答しました】

ご相談への回答

こんにちは!
中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかです!

本日はオンラインカウンセリング「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談への回答になります。

ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラー/ココロノオフィス主催のカウンセラー養成講座「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、みなさんから寄せられたご相談を受け付けているオンラインの無料掲示板です。
たくさんのカウンセラーから回答がいただけますので、よかったらご利用くださいね^^



◾️ご相談内容

ご相談内容はこちらです。

『無意識に相手の下に入ってしまう』

こんにちは、うみと申します。
今日は、女性同士のコミュニケーションについて相談させてください。

私は40代女性、夫と子供が2人おります、関係はすこぶる良好です。
仕事では組織からも他組織からも頼られており、やりがいも感じています。
ただ、仕事上の対等な関係であればうまくコミュニケーションがとれるのですが、
職場の人であっても趣味で出会った人であっても、年齢関係なく「姉御」的な立ち位置になってしまいます。
男性に対しては毒もはけるし甘えられるし冷たくもできるのですが、相手が女性となると、急に被害者意識をとられたり「うみさんはなんでも持ってるから」と拗ねられることが面倒で、必要以上に相手を褒めたり、出さなくてもよい人に自分の弱さや失敗談を話したりと、無意識に相手の下に入って接待的立場をとることが少なくありません。
例えば飲み会の中でも料理を取り分けないとか会計にもたつくとか、
「そこでもたもたすることが面倒」と思ってそっと仕切ることもあります。

背景には、父母が家庭内別居の上、父母らから長く支配されてきたのことが関係しているのかもしれません。母から長らくコントロールされていた自覚があります。
自分さえ我慢すれば、というのが特に女性に対して発動しているような気がして、男性との絡みのほうが適度な距離感があって楽だと考えてしまうのです。
根本さんのグループセッションなどに参加すると、自立系の女性ばかりでやや安心してしまう自分がいます。笑
ということは、自分で無意識に日自立系の女性を引き寄せていることにもつながっているのでしょうか。夫からも、「うみはいつも粘着質な相手(女性)を引き寄せちゃうよね」と言われる始末です。

どうすれば対等に、女性とも良好な関係性を築けるのでしょうか?


(ご相談者様:うみさん)

中辻はるか
中辻はるか

うみさん、こんにちは!
はるかが回答させていただきますね!

*回答

このご相談文を読んで、「首がちぎれるほど頷いたわー!」とか「わかるー!」の連発だったという女性も少なくないでしょう。


かくいう中辻もその内の一人でございます。

私は女子校出身なのですが、当時から女子の群れ行動が苦手でして、女子特有の〝連れション〟とかもうマジで意味わからんと思っていました。(トイレくらい自分のタイミングで行かせてくれ)

バイト先ではなぜか仲良くなるのは男子ばかりで、今でもその子たちからは「姐さん」と呼ばれています(なんの自慢にもならんけど笑)





で、今回のご相談に関して最初に引っ掛かりを感じた部分がありまして、

>私は40代女性、夫と子供が2人おります、関係はすこぶる良好です。


今回のご相談の主訴は、職場や趣味を介した女性とのコミュニケーションについてのご相談だったかと思います。



しかし、なぜ夫婦仲・家族仲がすこぶる良好であることについて、うみさんは自ら触れてくださっているのでしょうか?


なぜうみさんは今回のご相談に対して「家族仲がすこぶる良好であることを明記する必要がある」と感じられたのでしょう?


ほんのちょっとしたことだし無意識なんだえろうと思いますが、カウンセラー側からするとものすごく違和感を感じたのですよ。

主訴とは違うネタをわざわざ始めの方に出してくださった理由は何でしょうか?

うみさんとしては自己紹介的な感じでお伝えしてくださったのかもしれませんが、それならば尚更後半部分(「すこぶる良好です」のところ)は必要ない情報のはず。



何かご家族に対して隠しておきたいことや都合が悪いことなど、夫や子供に対して見て見ぬ振りをしておきたいことでもあるのでしょうか?


「え、そこ突っ込んでくる?」みたいな質問内容かと思いますが、結構大事なことなんですよ。



人って「自分はとても悪いことをしている」と思い込んでいると、それを隠そうとするかまたは
正当化しようとします。



ぶっちゃけた話、夫婦仲・家族仲ほんとに良好なん?笑

まぁ今回は女性同士の人間関係に関するご相談なのでそこには触れませんが、うみさんのマインドや考え方の癖として何かと罪悪感が絡んでいそうなことは、ご自身でも知っておいた方が良さそうです。





で、うみさんってめちゃくちゃ頭の良い方だと思うんです。

>必要以上に相手を褒めたり、出さなくてもよい人に自分の弱さや失敗談を話したりと、無意識に相手の下に入って接待的立場をとることが少なくありません。


これを自覚できているところが本当にすごいことで、これまでにもカウンセリングを受けたり心理学を学びつつご自身と向き合ってこられたのだろうなと思います。


そしてとても男前というか、思考的な方なのだろうなと感じます。



>例えば飲み会の中でも料理を取り分けないとか会計にもたつくとか、「そこでもたもたすることが面倒」と思ってそっと仕切ることもあります。

姉御的な立ち位置になってしまうことは何も悪いことではないし、むしろうみさんの才能だしリーダーシップじゃね?と思うのですが、うみさんとしては我慢して犠牲して「やってやってるんだぞ!」みたいな気分になってしまうのでしょうか?

だったら尚更姉御的ポジションや自分を下げるような行動をお止めになられたら良いのでは?笑



「それができたら悩んでねぇよぉぉぉぉおー」という遠吠えが聞こえてきそうです。



ちなみに「もたもたすることが面倒」と感じるのはなぜでしょうか?

せっかちなの?笑

>急に被害者意識をとられたり「うみさんはなんでも持ってるから」と拗ねられることが面倒で

うみさんは女性という生き物自体をとても厄介な存在だと感じていらっしゃるようですね。




「面倒」という言葉は非常に使い勝手の良い便利な言葉でして、何か心理的に避けたいことがあるときに私たちは面倒という言葉で片付けてしまうことが多いのですよ。



うみさんはもたもたしている人を見かけた時に、どんな感情が芽生えるのでしょうか?

不安になるの?焦ってくるの?


「怒られるかもしれない、煽られるかもしれない!」とか「周りに迷惑をかけている!」とか「もたつくということは相手を待たせているということだから、それは相手の時間を奪っていることと同じだ!」というような強迫観念のようなものを感じたりするのでしょうか?



実は、人が行動を起こす時というのはかなり限定されておりまして、ポジティブだろうがネガテジブだろうが、とにかく「感情が動いた時」に体が動きます。



ポジティブに感情が動いている場合、もたもたしている人を見かけても手を貸して助けてあげたり加勢してあげることもできるけど、「大丈夫だよ」という声掛けだったり見守るスタンスを取ることだって本来は可能なんです。

でもうみさんは「そこでもたもたすることが面倒」とおっしゃっていますので、見守るというスタンスで待ちの姿勢を取ることは苦痛だし耐えられない何かがあるのでしょう。

なので、姉御的なポジションで行動することは本意でもなんでもなく、犠牲的な感覚でやってるのだろうと思います。

つまり、もたもたしている女性を見た時、うみさんの中に何か避けたい思いが芽生えるから犠牲をしてまでその場をコントロールしようとしてしまうんです。

さて、どんな感情を避けたいのでしょうか?

何を思い出したくないのでしょう?


>父母が家庭内別居の上、父母らから長く支配されてきたのことが関係しているのかもしれません。母から長らくコントロールされていた自覚があります。

もしかすると元々のうみさんも、何かともたもたするタイプだったんじゃないでしょうか?

幼少期のころはとてもマイペースでのんびり屋さんだったんじゃない?


それでご両親から「あんたはとろい!」とか「早くしなさい!」と、何かと急かされるような場面が多かったなんて経験があるんじゃないでしょうか?



例えばですけど、いつも給食を食べ終わるのが遅くて昼休み中も一人ぽつんと教室に残って食べていたとか、午後の掃除の時間まで給食が食べ終われないことがあったとか、何かと周りより行動が遅くて親や先生や周りを困らせていたとか・・・(あぁ、これは私です笑)

もしうみさんにそういったご経験があったならば、ご両親からは周りとの時間に遅れないように相当厳しく教育されてきたはずです。


うみさんは「コントロール」とか「支配」といった表現をされていますけれど、ある意味では親の愛情でもあり、エゴでもあるんですよね。

そんなご両親の期待に応えるべく、うみさんは相当ご自身に鞭を打って鍛えてこられたはずです。

その鞭のレベルは普通だと思ってない?笑

この辺りの自己認識と他者認識にズレが生じていると、

>急に被害者意識をとられたり「うみさんはなんでも持ってるから」と拗ねられる

みたいなことが起こるようになってしまうのです。

自分自身に打ってきた鞭の数やレベルが世間での一般レベルだと誤認していると、周りは全くそうは思っていないので「あんたみたいに強くはなれん!」と拗ねのような諦めのような言動を取り始めてしまうのです。


東大首席卒業レベルの人に「あなたも東大行けるわよ!楽勝よ!」なんて言われても、「いやいや、地頭が違うから!生まれた時の細胞レベルから違うから!」って言いたくなる感覚わかります?笑

その感覚と似ているかと。


うみさんとしては、自分自身に鞭を打ち付けながら「自分さえ我慢すればいいんだ」と思って弱さを隠してきたのかもしれません。

自分のことをとても弱くてちっぽけな人間だと思って生きてきたからこそ、「自分さえ我慢すれば場が丸く収まるんだ」と言い聞かせてきたのかもしれません。


だからこそ、女性から変に拗ねられたり急に被害者意識のような言動を浴びるようなことがあろうもんなら「文句があるならもっと努力してやることやってから言ってこいや!!」なんて怒りを感じることもあるかもしれません。

そして、そこに怒りを感じたり面倒だなと感じてしまう理由は、昔の弱かった自分を相手に投影しているからです。

「被害者ぶる前にやることやれよ。」

「やってもないのに文句ばっかり言うなや。頭を働かせ、手を足を動かせ。」

「相手に嫉妬したり拗ねる前にそもそもお前は努力したんか?」

「拗ねる暇があるなら努力しろよ。」

幼少期はそんな言葉を自分で自分に浴びせながら、ご両親や学校の先生や周りの期待を背負ってきたのでしょう。

その世界観は、まるで気合と根性のメンタルジムですな(会員募集中!!)




>どうすれば対等に、女性とも良好な関係性を築けるのでしょうか?


まず一つ目は、うみさんの中での内なる戦争を終わらせることです。

うみさんが何かと面倒だと感じたり嫌悪している部分は、おそらく女性的な要素の部分です。

自分の嫌ってきた部分=弱さを受け入れるところがポイントになってきます。



そして二つ目は、相手と対等性を築こうとする目的で自分を下げる行動を止めることです。

わかっちゃいるけどやめられない癖に関しては、まずは「気づくこと」がスタート。



はじめのうちは気づいたら修正、気づいたら修正の繰り返しになります。(ここでは修正という表現をしていますが、自分自身に都度都度問いかけをして選択肢を与えていくという意味です)



と同時に、やめたいけどやめられない理由についても考えていきます。



私たちは意識して気づくことができれば、秒でその先の行動を変えることができるとも言われています。



気づいているのに、分かっているのになかなか行動や変えられない、習慣が定着化しない理由ってなんだと思います?

うみさんの場合で言うと、無意識に相手の下に入る癖があって、そんなことはやめたいし女性と対等な関係を築きたい!と思っているのに行動が変えられない理由はなんだと思います?

ここで「いやいや、私は対等な関係を築きたいけど相手が拗ねてきたり被害者意識をとってくるからそれが面倒で対等になれないんです」と相手側のせいにしたくなるかもしれませんが、それをやったとてこの問題は解決しません。

つまり、その裏側でうみさん自身が〝何か得をしていることがある〟ということです。

やめたいと思っていてもなかなかやめられない裏側には、大体何か得をしていることが潜んでいます。

「え?まじ?得なんかなんもしてないけど?」

「わざわざ自分の失敗談を語ったり、必要以上に相手を褒め称えて見上げたり、面倒な相手にわざわざ接待的立場なんか取りたくないんだけど?それの何が得してるっていうの?」

なんて思いますか?




自分が無意識に相手(女性)の下に入る行動を取ることで、


私なんかが男性に愛されちゃってごめんなさいね~(はあと)


ってのをやってると言われたら、うみさんはどう感じますか?


「世の均衡を保つために、争いが起こらないようにうみさんは犠牲や我慢をしてでも自分を下に下げて権威(男性)に愛されてしまうことを隠している」と言われたらどんな感じがしますか?



男性に愛されてしまうことに遠慮することないはずなのに、どこかでうみさんは「私ばっかり愛されて申し訳ない」と思っていて、

その方が「私は男性に愛されない!」をやっている女性達からの同情を買うことができますし、仲間外れのような事態になることを避けることもできますよね。

そして、自分を下げることで誰かのことを守ってきたのかもしれません。



ちなみに、その女性って誰でしょうか?現時点で誰か思い当たる人はいますか?





答えを先に言ってしまうと、大体この辺は母親との関係性がポイントになってきます。

本当はお父ちゃん(男性)に無条件で愛されていたのだけど、両親が家庭内別居だったので親のパイプ役をして家族の均衡を保っておかないといけなかったのです。


そのためには父に愛されるだけでなく、母親の味方をして母にも愛されておく必要があったということ。



そう考えると、

>職場の人であっても趣味で出会った人であっても、年齢関係なく「姉御」的な立ち位置になってしまいます。

というように、うみさんが何らかグループに属しているところでそのパターンが出てしまうのも理解できるでしょう。





うみさんは母親に対しては姉御的なポジションというか、母の母役または母の夫役みたいなこともやってこられたのだろうなと思います。

この辺に関しましては是非ともラスボスおかんと向き合っていただき、さまざまな思い込みや観念を手放していくことが王道なやり方となっていくでしょう。


弱いと思っていた女性的な部分への思い込み、何かあるとすぐ被害者ぶっていた母親。

もしかすると「あんたはいいわよね、なんでも持ってて」みたいな、ある意味で嫉妬のような拗ねのような目線や言動をお母様から浴びせられていたかもしれません。



弱いと思ってきた母親を嫌悪し、めんどくさいで片付けるのは簡単。

しかし、うみさんが本当に自分の幸せのためにあらゆる人間関係を良好に導いていきたい、両親を手放して本当の大人の女性になりたいのであれば、お母様との関係はよき題材となってくれるはずです。

その過程では、これまで父や母の嫌悪してきた部分が自分の中にも眠っていること、引き継いでいることに絶句することもあるかもしれません。(これが自分が今まで見て見ぬふりをしてきたもの)

しかし、母親(女性)の弱さだと思っていたものは全て幻で、「本当はものすごく愛でいっぱいのたくましいお母ちゃんだったんだな」と感じることができれば、社会を通して関わる女性とも良好な関係性を築くことができるようになっていくでしょう。


必要以上に自分を下げる必要もなく、かといって比較したり競争して戦うわけでもなく、あるがままの姿で良いのです。

まずは自分の弱さや依存的な部分を自分自身で認めて許していきましょう。



その過程で、夫や子供への罪悪感、自分も母親と同じ女であるという嫌悪感や罪悪感を緩和させていくことができれば、本当のうみさんに出会えるかもしれませんね^^


是非とも楽しみながら取り組んでいただければと思います。


回答は以上になります。

中辻はるか
中辻はるか

この回答が少しでもうみさんのお役に立てると幸いです。


個人セッションでは、傷ついた子供の自分を癒して真の大人の女になるための手放しセッションも行なっています。

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いつでも応援しています。

この度はご相談いただきありがとうございます。




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