母からの呪縛を手放して、大人の女になる方法【ご相談に回答しました】

ご相談への回答

こんにちは!
中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかです!

本日はオンラインカウンセリング「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談への回答になります。

ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラー/ココロノオフィス主催のカウンセラー養成講座「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、みなさんから寄せられたご相談を受け付けているオンラインの無料掲示板です。
たくさんのカウンセラーから回答がいただけますので、よかったらご利用くださいね^^


◾️ご相談内容

ご相談内容はこちらです。

『親にかけられた言葉で服が選べない』


親からのダメ出しの影響で服が選べないことに悩んでいます。小さい頃から服の買い物は母と行っていて、試着で母のOKをもらって買う習慣がありました。

一人暮らしを始めて自分で服を選ぶようになったのですが、たまに母と会うたびに「そのジャケットにそのシャツを合わせるのはおかしい」「だらしなく見える」などとダメ出しされるようになり、自分のセンスに自信がなくなっています。

先日会う時も、母に文句言われなさそうなコーデを必死で考えたのですが、今度は新しいバッグについて「ファスナーすら付いてないのは防犯的に危ない」と言われる始末…。

恥をかかないように、危ない目に遭わないように心配した上での指摘でしょうし、親ってそんなものかもしれませんが…。価値観を否定されるようで苦しいです。短気な人なので変に口答えすると面倒だから、いつも適当に受け流しています。

その影響か、1人で服を買うことに物凄く苦労します。流行に乗りたいわけでもハイブランドが欲しいわけでもなく、ベーシックな着こなしができたら十分なのに、
5着試着して1着買えたら良い方、サイズ感もMなのかLなのか、何度も着てようやく決める…みたいな感じで、プチプラのトレーナー1枚買うだけで疲労困憊です。

試着もせずにささっと数着選んでレジに向かう人たちの理解に苦しみます。(服装おかしいと言われたのも、選べなさすぎて家に服がほとんどなく、かろうじてあるものを組み合わせた結果によるのが大きい)

鏡に映る自分の見る目に自信が持てません。
ダメ出しする親の意見≒遠慮がいらないから真実に近い、と認識してしまいます。
でも街中の人を見ても、サイズ感や色味が合ってるかとかあまり気にならないし、見慣れないアイテムの組合せでもよっぽど奇抜じゃない限りは、そういう着方もあるんだなとしか思わないです。

だから本当は、周りもそんなに自分の服装を気にしてないんじゃないか?ダサいかお洒落かなんて、所詮個人の価値観によるんじゃないか?と薄々感じています。

雑誌を読んだり友人と買い物に行ったりファッションコンサルさんに選んでもらったり、色々試しましたが、「結局、直感的に気に入ったもの選べば良さそう」「自分のセンスが悪いわけじゃない」と気づきつつあるので、自分で選べるようになりたいです。

だから好きなもの選べば良い!と頭では分かってきてるのですが、試着するたびに母から言われたことが蘇って、ダサいと思われるのが怖くなります。「地味だしフェミニンなのは似合わなそう」「身長高くないから足短く見えそう」「太って見えそう」「自分では気づかないけどなんかダメかも」とかいろんな不安に襲われて、結局棚に戻してしまいます。

服以外の進路や生活に関しては、自分の意思を尊重してくれる方の親だと思うので、なおさらダメ出しが気になってしまいます。

長文乱文失礼いたしました。
なにかアドバイスいただければ幸いです。


(ご相談者様:みゆきさん)

中辻はるか
中辻はるか

みゆきさん、こんにちは!

はるかが回答させていただきますね!

◾️回答

ご相談文を読ませていただきながら、「コレうちの親も全く同じこと言ってたなぁ」と懐かしい気持ちになりました。


特にこの部分。

>バッグについて「ファスナーすら付いてないのは防犯的に危ない」と言われる始末…。

これ分かるわぁ・・・いまだに私の母も言ってます。笑


ここからは少し私の話になりますが、

私の母方の親族は染め物屋家系でして、洋服を売ったり呉服店に勤める大叔母がいたり、祖母なんかは洋裁のプロでした。(昔の業務用のミシンもありました)

なので、その人にその服が似合う似合わないか云々はもちろんですが、その人の体型に対して縫製が合っているかまで見られていました(笑)

プロから見ると縫製がよろしくないものはパッと見で分かるようですね。

なので、一般のご家庭よりも服装や縫製には結構厳しかったと思います。

母からは「見られているからね」と常々言われていましたし、今でも忘れた頃くらいの頻度で言われます。


「いつでも救急車に乗っても大丈夫な下着履いときなさいね!」と言われます。(言いたいことは分かるが例えが究極すぎんか?笑)

そのおかげかわかりませんが、自分の親世代や上司にあたるような年代の方からは「親御さんにきちんと育てられたんだね」と言われることが少なくありません。


みゆきさんが学生課社会人かはここに記されていないのでわかりかねますが、バイトだったらバイト先の上司や会社の上司や比較的上の年代の方からそんな風に見らていたりしませんか?

そういった点で言うと、「親から見た時の感覚に気を配ることができる」ってのは結構得なことなんですよ。

この先みゆきさんがお嫁に行く時、相手方のご両親や親族に挨拶をするような場面があるかもしれません。結納とか親戚の集まりとかね。

そういった時に母の目線や価値観を使いこなすことができれば、相手を不快な思いにさせないような服装やTPOを弁えた服装や振る舞いができるわけです。

服装ってその人の普段の生活態度が出ますからね。

いくら洗濯された服を着ていても生地が毛玉ばかりだとすれば、「この人は自分自身に対してあまり興味がなく無頓着なのかな?」という印象を与えてしまうことにもなるでしょう。

身なりを整えることは基本的には自分自身のためではありますが、それが回り回って相手への配慮になりポジティブ要素として働く場面は至る所で発生しています。仕事場ではもちろん、婚活の場でもそうですよね。

逆に言うと服装さえきちんとしていれば相手の信頼にも繋がりますので、第一印象はほぼクリアなんじゃないかと思っています。

そう考えると、みゆきさんからするとお母様の言葉は非常にうざいし厄介だと感じるのが本音でしょうが、世渡り上手になるためのススメとしてはとても役に立つ視点にもなりうるかと思います。


とは言いつつ、「100%母の言う通りの服装やファッションにした方がいよ」と言いたいのではありません。





今回のご相談で私が一番気になった点は、

>恥をかかないように、危ない目に遭わないように心配した上での指摘でしょうし、親ってそんなものかもしれませんが…。

という、母親を気遣った文言です。

この一文には「親ってそんなもんよね」と思って親を受け入れたい気持ちや理解したいというみゆきさんの愛情深さや優しさが表れています。


しかし同時に母への強烈な怒りを抱えてしまっていることは、みゆきさん自身どれくらい認識されているでしょうか?


「親は私を自由にさせてくれない!」

,

自由を感じられてない時、私たちは無意識に怒りを溜め込んでいきます。

尚且つ怒りは「感情の蓋」と言われていますので、さまざまな角度から状況を引き寄せては、自分の内から湧き出る欲求を抑え込もうとしていってしまいます。

本当は私の全てを受け入れてほしい、認めて欲しい、肯定してほしい、私のことを一人の大人の人間としてみてほしい、これがみゆきさんの本音ですよね?

ということで、ここからは〝自分の欲に素直になっていくためのプロジェクト〟として、感情の掘り下げを行なっていきたいと思います。


実際に中辻のカウンセリングでは、こういうことをやっていますので参考にされてみてください。

感情を乗りこなせる大人の女になるためのカウンセリングメニュー


さまざまな問いかけに対して、ご自身の感情がどんなふうに動いているかをよく観察しながら読み進めてみてくださいね^^

*自分が決めたことに対して自信が欲しいのでは?

>雑誌を読んだり友人と買い物に行ったりファッションコンサルさんに選んでもらったり、色々試しましたが、「結局、直感的に気に入ったもの選べば良さそう」「自分のセンスが悪いわけじゃない」と気づきつつあるので、自分で選べるようになりたいです。


どちらかというと自分で選ぶことはできているのだけど、自分が決めたことに対しての自信が欲しいのでは?と感じたのですがいかがでしょうか。




自分が決めたことに自信が持てない理由について、いくつかの感情を深堀していく必要がありそうですね。ここからは、いろんな角度から質問攻めに参りたいと思います。(怖くない怖くない、ほら怖くないbyナウシカ)

>たまに母と会うたびに「そのジャケットにそのシャツを合わせるのはおかしい」「だらしなく見える」などとダメ出しされるようになり、自分のセンスに自信がなくなっています。

>試着するたびに母から言われたことが蘇って、ダサいと思われるのが怖くなります。


母にダメ出しされたら具体的に何が起こるのでしょうか?天変地異でも起こりますか?笑

母から「その服装はダサい」と言われたり、自分が好き好んで選んだものに対してダメ出しされてしまったら、みゆきさんはどうなってしまうことを怖れているのでしょうか?

そもそも論として、ダサいことはダメなことなのでしょうか?

「ダサいのがかっこいい!」みたいな価値観というかセンスの世界もあるよね????

ダサい服装をしていると、具体的にどんな不都合なことがみゆきさんの身に起こるのでしょうか?

過去にダサい服装をして不都合なことが起こった経験はありますか?


ちなみに親にダメ出しされること自体はそんなにダメなことではありません。

「親ってそういうもん」という見方をしてしまえばそれまでですが、どちらかというと親からのダメ出しによって自分の価値観や存在を自ら全否定してしまうことが1番の問題。

なぜダメ出しの言葉に対しては前のめりで受け取りに行ってしまうのでしょうか?

お洋服のこと以外にも、たとえば仕事や友人関係や男女のパートナーシップなどでも相手からのダメ出しの言葉や否定的な価値観を自ら拾いに行っている癖のようなものはありませんでしょうか?

まぁ、自分の価値観や意思を否定されたら存在意義も否定されたように感じるのは無理もありません。それくらいみゆきさんがご両親を愛しているのだという証拠。

ですが本来であれば、親は親、私は私、他人は他人であり、育ってきた環境も時代背景も違うんです。

親に命を分けてもらったし遺伝子も近いからいろんなものが似ているけど、自分の魂や感情は自分だけのものなんですよ。

「母はそう感じている、母にはそう見えている、以上!」

「彼はそう感じている、彼にはそう見えている、以上!!」

「ファッションコンサルさんはそう感じている、ファッションコンサルさんにはそう見えている、以上!!!」なわけです。

そこになんのジャッジも入りません。

その事実に対して何らかの意味づけをしているのは紛れもなく自分なんです。


>ダメ出しする親の意見≒遠慮がいらないから真実に近い、と認識してしまいます。


母にダメ出しされた時に感じるであろう感情に対して、みゆきさんはどんな意味づけをしているのでしょう?

みゆきさんはどんな感情を感じたくないのでしょう?


*「親の視点=世間体」という観念に疑いを持とう

みゆきさんは、親の意見=全世界宇宙規模の意見と思っているようですね。



このあとに続く文言でお気を悪くされたらごめんなさいね。

改めてよく考えてみて欲しいのですが、みゆきさんは今何歳でちゅか?

ママにお洋服選んでもらった方が失敗せずに済むから安心でちゅか?

確かに今までは親の言うとおりに選んだ物のほうがいろんな意味で安心だったかもしれませんし、誰かに選んでもらった物のほうが安心である気持ちもよくわかります。その理由は自分に責任が問われないからです。



しかし、せっかく一人暮らしを始められたんです。

みゆきさんは立派に自立し始めたわけです。

このタイミングで母の呪文にストレスを感じるようになったということは、みゆきさんが順調に大人の女への道を歩み始めた証拠ではないでしょうか?


もしかすると、遅くきた反抗期?なのかもしれません。

(最近は親と仲良しな子が多いので、社会人になったタイミングや結婚したタイミング、一人暮らしを始めたタイミングなど比較的思春期とは言えないご年齢で親への反抗期が芽生えることが多い印象です)


*親の視点が気になるのはお洋服だけかな?

ちなみに今回は「親からの呪いのせいで自分好みのお洋服が選べない」というご相談ですが、

この先みゆきさんがご結婚される際や、今いらっしゃるかわからないけど彼氏ができた場合、彼氏をご両親に紹介するときなどに「親に彼をダメ出しされたらどうしよう」というマインドになってしまうことにもなりかねません。(もしかしてもうなってたりする?笑)

自分の人生のことなのに「親が気にいる相手と結婚しなくちゃ」とか「お母さんが公務員以外の人との結婚はダメって言うから、公務員じゃない君とは結婚できない」とおっしゃる大人もいます。

それが自分の人生だと肯定できていればそれで良いのです。

しかし、その価値観が自分の人生をより豊かにしてくれるものなのかどうか?については、よく検討する必要があります。


親の意見や価値観を採用するのは全然悪いことではないのだけれど、それならば「親」を主語にするのはやめて「私」を主語にしましょうよ。

「自分が選んだものなのだ!」と堂々としましょう。

親のせいにするのは、ある意味で自分の人生を放棄しているのと同じ。それではいつまで経っても自信は芽生えません。

みゆきさんの価値観を否定しダメ出しているのは〝親〟ではなく、親の価値観に賛同している自分だということにまずは気づきましょう。



*あなたはどんな大人の女になりたい?

みゆきさんは今後どんな女性になりたいのでしょうか?

どんなオーラを放った女性になりたいでしょうか?

なりたい大人の女性像はありますか?憧れの女優さんやタレントはいますか?




もっと自分のワクワクするものや楽しいものに対して貪欲になっていいんですよ。

ファッションは自分のテンションやモチベーションを上げてくれる道具です。

みゆきさんはお母さんの着せ替え人形ではありません。


親に言われた通りに防犯的な意味合いでファスナーがついてるカバンを買ったとしても、ファスナーが空いた状態で使用する習慣が身についているならばそれがみゆきさんなんです。

「都度都度ファスナーを閉めるのはめんどくさいじゃん?」って思いつつも親に言われた通りファスナーのついた鞄を買ったとしても、それがみゆきさんです。


そうやって自分が自分を肯定する習慣を身につけていきましょう。

そうすると自然と自分が選んだものに自信が芽生えますし、例えそれに対して親や他人からダメ出しされたとしてもそんなに気にならなくなっていきますよ。

自分が自分の味方になってしまえば、他人の否定の言葉も上手く流せるようになっていきますよ^^




少しずつ取り組んでいきましょう。

回答は以上になります。

中辻はるか
中辻はるか

この回答が少しでもお役に立てると幸いです

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