夫の不倫相手を五寸針にしたいのだけどどう成敗すればいい?【ご相談に回答しました】

ご相談への回答

こんにちは!
中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかです!


本日はオンラインカウンセリング「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談への回答になります。

ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラー/ココロノオフィス主催のカウンセラー養成講座「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、みなさんから寄せられたご相談を受け付けているオンラインの無料掲示板です。
たくさんのカウンセラーから回答がいただけますので、よかったらご利用くださいね^^


◾️ご相談内容

ご相談内容はこちらです。

『夫の不倫相手へ復讐したい気持ちが消えない』

6月末に、夫が9ヶ月ほど不倫していたことを私に自白しました。関係は断ち、私と夫は再構築を選び、時折ケンカをしつつももうすぐ半年が経ちます。
怒りの感情は割とたくさん吐き出してきたのですが(夫に対しても、お恨み帳にも)、それでもどうしても、夫の不倫相手にも苦しんで欲しい、という思いが消えません。
私にも子供がいるので、下手に行動して子供に危害が及ぶことは避けたいので何もアクションはしていませんが、できることならなんらかの形で苦しめてやりたい、といろいろな嫌がらせを想像しています。

もちろん夫にも悪いところはあります。
ただ、既婚子持ちででありながら悪びれもせずに既婚子持ちを誘う、自分が誘っておきながら、しれっとシラを切るなどの腐った根性の女がのうのうと過ごしていること存在していることに腹が立ちます。

世の中のルールを破り、(不倫は悪くない、という人もいますが民法上では不法行為です)他人を苦しめておきながら、自分は普通に暮らしていくような人間の存在が許せず復讐したくてしたくてたまりません。

夫や子供の迷惑になるからと堪えているけれど、本当はめった刺しにしても足りないくらい憎い、この世から存在を消してやりたいです。


(ご相談者様:いかぽっぽさん)

いかぽっぽさん、こんにちは!
はるかが回答させていただきますね!

*回答

なんで男ってやつは隠し通せないのに浮気や不倫をしちまうんでしょうかねぇ。

ほんと許せませんよね。



今回の件に関して、いかぽっぽさんも旦那さんのことを愛していたからこそショックも大きかったことだろうと思います。



夫婦として再構築を選んだということは、旦那さんへの愛情があったからこそ。

そうじゃなかったら、今頃旦那さんは大阪湾あたりに沈められていたかもしれません・・・。(旦那さんはご無事でしょうか?笑)



さて、浮気・不倫をした夫が信用できない!浮気を繰り返す夫に腹が立って仕方ない!というご相談が大多数ではあるものの、旦那さんよりもその不倫相手に怒りが湧いて仕方ないというご相談も少なくありません。



浮気や不倫をした張本人よりもその相手の方に腹が立って仕方ないというお話は、男性よりも女性の方が多いような気がします。



男性が自分の奥様や彼女から浮気や不倫をされた場合、不倫相手となった相手(男性)の方に怒りが向くってのは案外少なくて、自分の奥様や彼女に怒りの矛先が向きます。(たまに「貴様、俺の女に手を出しよって!」みたいな漫画はありますけれど、あれは女性目線で書かれた漫画ならではのシチュエーションかと)


この男女の違いがあるのはなぜだと思います?




ここからは私の勝手な持論ですが、この違いは動物的な本能からきているものだと思っています。

基本的に男性は縦社会で生きていて、女性は横社会で生きています。


縦社会で生きているということは上司や部下など縦のつながりを大事にしますし、自分が優位に立つことや何かで秀でること、競争することで自分の力の証明や存在意義を獲得していきます。


それに比べて女性は横社会で生きていますので、横のつながりを大事にする傾向があります。

「自分と同じように!」とか「平等!」を好む傾向が強い言いますか、「私もあの人と同じように愛されたい」とか「私もあの人と同じように特別扱いされたい」とか、同姓同士だからこそ自分も同じように扱われることを望むと言った感じ。

分かりやすい一例として、思春期の頃なんかで学年で一番モテる女の子がいたとします。その子って男の子からは好かれるのに女の子からは嫌われやすい現象が起こっていませんでしたか?

女子から見ても「そんなに特別かわいいか?」程度の女の子なのに、なんか知らんけど男子に好かれてチヤホヤされてて謎に腹が立つといった感じ。



なんとなくイメージ伝わります?笑



そこで同性からの仲間外れ扱いにトラウマを抱える女子もいますし、本当は目立っていたんだけどうまいこと自分のポジションを下げることで女性同士のトラブルを避け、横社会とのつながりを保ってきたタイプの女性ももちろんいらっしゃいます。(あぁ私のことですかね?)(自分で言う笑)

なので、親子で例えると母親が同性である自分の娘に嫉妬しやすい話がありますが、「私の旦那さんなのに、娘だからって旦那さんに溺愛されてることに腹が立つ!」みたいな思いを無意識に抱いてしまうのです。(母親だからこそ娘の可愛さを一番理解してるし、だからこそ嫉妬しちゃうのよね。)



なんだか話が逸れた気がしてます?笑

実は外れてないんですけどね。




で、私たちは自分が世の中をうまく生きていくために積み上げたルールみたいなものをたくさん抱えて生きています。

そのルールの中には「私はこうしたら気持ちいい!といった自分がテンションの上がるものばかりではなく、本当は望んでいなかったけど「親に言われたから」とか「先生がそうしろって言ったから」とか、世間体や自分の役割を優先して仕方なくルールに従ってきた思いもあるでしょう。



そういったルールは、自分の大切な人を守るための価値観だったりもします。

我慢や犠牲をしつつも自分が大切にしてきたルールや価値観。それを他人が容易く破っていると、人は怒りを感じます。「それはルール違反だろ!」と怒りが湧くんです。

あなたが周りや世間から求められる役割を演じるために我慢や犠牲をしてきた分だけ「なんであの人はいいのに私はダメなの?」と感じるし、「私が必死こいて守ってきたルールを破られた!傷つけられた!」と怒りが湧くんです。



例えば仕事などで、

「期限というものは絶対に守らねばならない」というルールを持っていたとします。そうすると、あなたは徹夜や残業をしてでも期限を守ろうとするでしょう。

「仕事は休んではならない」というルールを持っていると、ちょっとやそっとの体調不良では休みません。腹痛や貧血くらいはすぐ治るものとして扱い、体を張ってでも仕事に向かうでしょう。

「絶対にミスを犯してはいけない。完璧じゃなければ他人に迷惑をかける」というルールを持っていると、事務的な作業でも必ず疑いの目で自分を見る癖がついてしまい、絶っっ対にミスが発生しないように何度も何度も確認をするでしょう。


これは自分が大切にしてきた価値観でもありますし、誰かのためを思って築き上げてきた愛情であるという見方もできます。


確かにこういった厳しいルールを持っていると、周りからも信用されやすい人と認識されるでしょうし、ある意味で自分自身の成功体験になります。そのことにプライドだって出てくるかもしれません。

そのルールがこだわりだったらいいんです。そういう自分が好きで、そういう自分が面白くて楽しくて嬉しくてウキウキしているならいいんです。



しかし、それがこだわりではなく我慢や犠牲からの執着心になっていれば、同僚や後輩が仕事の期限を守らずに毎日定時で帰っている姿を目撃すれば腹が立つでしょう。

何かと病欠で休みがちな職場の人に腹が立つでしょう。

簡単な事務作業なのにミスばかり起こす人に対して「なんでこんな初歩的なミスを毎回起こすわけ?理解できない」と軽蔑するでしょう。

自分が我慢や犠牲をしてきた分、相手にも我慢や犠牲を強いるようになるんです。

「私が我慢して犠牲してやってるんだから、あなたもそうするべきでしょ!」


今回はお仕事で例えましたけれど、いかぽっぽさんのご相談内容からも上記と同じような心境が匂うんです。

>ただ、既婚子持ちででありながら悪びれもせずに既婚子持ちを誘う、自分が誘っておきながら、しれっとシラを切るなどの腐った根性の女がのうのうと過ごしていること存在していることに腹が立ちます。

>世の中のルールを破り、(不倫は悪くない、という人もいますが民法上では不法行為です)他人を苦しめておきながら、自分は普通に暮らしていくような人間の存在が許せず復讐したくてしたくてたまりません。


私たちって今の自分では理解しきれない現実が起こると、途端に相手を加害者に仕立て上げ、自分を被害者のポジションにして現実を見ます。


もちろん私は不倫行為について否定も肯定もするつもりはありませんし、民法上では不法行為です。その時点で世の中のルールを破っていることにもなります。


いかぽっぽさんがおっしゃっていることは何も間違っていません。


しかし、「あいつは間違ってる、私は正しい」と正しさの争いをすることでいかぽっぽさんは何か喜びを得られているのでしょうか?

嬉しいですか?楽しいでしょうか?面白いと感じるのでしょうか?



そんなご自身のことを魅力的だと感じますか?その辺をよく考えてみて欲しいんです。




ある意味で残酷だなと感じる点でもあるのですが、心の世界では正しいとか間違っているという概念は存在しないんですよ。相手を正しさで罰しているうちは、自分のことも正しさという縄で縛っていることと同じなんです。


いかぽっぽさんはどんな縄で自分自身を縛っているのでしょうか?
まずはその縄を解いてあげる必要がありそうですね。



感情というのはミルフィーユのような層になっておりまして、怒りの層の下には悲しみの感情があると言われています。


>本当はめった刺しにしても足りないくらい憎い、この世から存在を消してやりたいです。


この世から存在を消してやりたい!二度と戻ってこれないように成敗してやりたい!

その怒りや憎しみは旦那さんの不倫相手に感じているとおっしゃっていますが、本当に憎くて仕方ないのはいかぽっぽさんご自身に対して感じているものではないでしょうか?


「こんなことで傷ついてしまった自分が1番許せない。」


本当はそんな思いを抱えているのではないでしょうか。




傷ついたことによって旦那さんを信用できなくなった、今までのように愛せなくなってしまった自分が1番憎い!!



私たちって、愛されてない悲しみよりも愛せなくなってしまった悲しみの方が大きいんですよね。

旦那さんの今回の不倫騒動は、いかぽっぽさんにとって女性としての自分が滅多刺しにされた一件だったと思います。

ましてや夫の不倫相手は自分と何ら変わらない既婚子持ち女性だったわけです。



明らかに自分よりも年齢が若い子とかものすごい美人だとか、「こりゃ旦那も心奪われるわな」と納得できる芸能人ばりの美貌の女性が不倫相手だったならまだしも、自分と何ら変わらない普通の生活を送っている既婚子持ち女性が旦那さんの不倫相手だったならば「なんで????何が私と違ったん?私の何がダメやったん?何が足りなかったん?」って思いますわな。

だからこそ、この半年間はご自身のことをとてもとても責めてきたと思います。

その自分責めが抱えきれなくなって、いま怒りが爆発しているのでしょう。


「このままでは夫の不倫相手だけでなく地球ごと爆破してしまいそう!!それは夫や子供の迷惑になるから避けなければ!」



そう思われたからココロノマルシェにご相談を投稿されたのだと思います。

本当によかったです。おかげさまで私たちカウンセラーも生きながらえました(笑)



しかし、自分では受け入れられない惨めな感情を隠すために怒りを使って周囲に感情をぶちまけたとて、現実は何も変わらないんですよ。むしろ虚しく感じることばかりかと思います。それはいかぽっぽさんもわかっているはずです。



それに怒り自体を認めることは比較的簡単なのですが、その奥にある悲しみ苦しみ屈辱感や絶望を受け入れることができないと怒りはおさまることを知りません。


本来の「怒り」は、実は数秒ほどでおさまるものだと言われていますしね。


なので、半年間も怒りが収まらないってことは何か別のルールや観念を自分が握りしめていたり、認めたくない感情があったりで糞詰まりを起こしている状態なのではと推測します。

お恨み帳を実践してくださっているとのことですので、全く効果が出てないわけではないけれど、この不倫事件よりも前から何か不快な感情を無意識に溜め込んでいた可能性もあります。

これまで溜め込んで我慢してきた感情が夫の不倫自白によって着火されたのでしょう。



お恨み帳はイチジクカンチョウ的な要素で定期使用するとして、やっぱり怒りも自分のエネルギーなので平和利用するためにもカウンセリング等を利用していただきたいところです。



もし私がいかぽっぽさんをカウンセリングするならば、まずは怒りを大放出することから始めていくかと思います。



悲しみ・苦しみ・惨めさ・罪悪感・無力感・無価値感・孤独感・寂しさ・・・

カウンセリング等で感情をただひたすら吐き出していくうちに、上記のような認めたくない感情がたくさん出てきます。

そこにはもしかすると「実は私も不倫してみたかった」とか「なんの変哲もない普通の既婚子持ち女性が別の男性と恋に落ちて自由奔放に生きている姿に憧れを抱いていた」なんて、自分では絶対に認めたくなかった衝撃的な本音も出てくるかもしれません。

これは夫の不倫相手が自分のシャドウになっているパターンで、「もう一人の生きたかった自分」を移し出しているってやつです。


夫の不倫相手の自由奔放な生き方にいかぽっぽさんが嫉妬してるんです。

そんなこと絶対に認めたくないですよね?笑


そこまで本音が出てくれば怒りもおさまってきて、じゃあその自由奔放な生き方にシフトしていこうぜ!という段階に入りやすくなっていきます。怒りを突き抜けていくとポジティブなエネルギーが湧いてくるんです。

そうなってくると、夫が不倫をしてくれた恩恵にも気づけるようになっていきますよ。



何はともあれ「私がご機嫌でいることが世界平和なのだ!」と思って、なるべくいかぽっぽさんがご機嫌でいられる時間を増やしていきましょう。


それが夫の不倫相手への一番の復讐になりますよ。



回答は以上となります。


この度はココロノマルシェにご相談いただきありがとうございました。

いつでもいかぽっぽさんの幸せを応援しています♪




【サレ妻だろうがなんだろうが、何事もすべて良かったことにしていきましょう

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