こんにちは!
中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかです
本日はオンラインカウンセリング「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談への回答になります。
ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラー/ココロノオフィス主催のカウンセラー養成講座「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、みなさんから寄せられたご相談を受け付けているオンラインの無料掲示板です。
たくさんのカウンセラーから回答がいただけますので、よかったらご利用くださいね^^
◆ご相談内容
ご相談内容はこちらです。
『自分との向き合い方』
初めまして。
周りに話せる内容でもなく、考えれば考えるだけどうしても辛い気持ちになり、自分の心の整理のためにもここに書こうと思いました。回答下さったら嬉しいです。
付き合っている時に距離感が近くなりすぎて依存傾向になりネガティブな気持ちをぶつけたり傷つけることを言ってしまいました。それが積み重なり彼の気持ちが冷めています。過去にも同じような経験があります。
今つらいと思うことは、フラれた相手と一緒に働いていることです。私はまだ好きで彼のそばにいるのですが彼からは付き合ったり結婚は考えられないと言われています。しかしスキンシップはあります。
仕事自体は好きですが、彼のそばにいるのに付き合えないという現実を考えて辛くなります。
また相手が私と付き合ってから離婚したため、元妻への罪悪感もずっとなくなりません。彼も罪悪感のために私と距離をとって仕事に打ち込んでいるところがあるかもしれません。家には元妻のものや写真が飾ってあったりします。どこかで、つらい思いをしてまで一緒にいれるように離婚したのだから一緒にいるべきという執着もあると思います。でも今は彼の心の準備ができるまでいい距離感で待ちたいと思っています。それが他人軸で相手に求めすぎてしまう自分にとって辛くなかなか難しいです。
自分に自己肯定感が低く無価値感が強いため事あるごとに元奥さんと自分を比べてしまいます。自分が悪いのに元奥さんの嫌なところや悪口も浮かんできます。
仕事も自分のこともこんなに頑張ってるのに報われないなら意味がないと考えてつらくなることがあります。でも客観的にみて頑張りが足りないのだと思います。
こんな自分は幸せになってはいけないしなれないと思ってしまいます。
相手に気持ちがないのは自分の過去の言動のせいなのに昔の彼と比べたりどうして好きになってくれないのかと相手を責めたくなります。
そしてそのように考えてしまう自分を責めては辛く悲しくなります。
本当はこれからも彼と笑顔で過ごして行きたいし結婚もしたいです。しかし今のままだと彼との関係もよくならないし彼と離れても誰とも付き合えないと思います。
読みにくい文章で申し訳ありません。色々な気持ちが込み上げて泣けてきます。
自分と向き合って、彼への執着を手放したいです。
どのようなマインドを保てば良いか教えてください。
(ご相談者様:名無しさん)
名無しさんこんにちは!
はるかが回答させていただきますね!
*カウンセリングだったら扱うテーマ
まずご相談文を読んで私が感じたことは、「彼を手放したくないのではなく、女としての喜びを手放したくないだけだよね?」という点です。
そして、本当に手放さなければならないのは彼ではなく、大人の女としての自信のなさであり尚且つ「私が欲しいものは彼からしか与えてもらえないのだ」という思い込みです。
ここで言う女としての喜びとは心で感じるものを指しますが、自分が女であることの自信や女である価値、好きな人に抱かれる喜びとか、大きなものに守られる感覚のようなものを言います。
「女である喜び」は男性から与えられるものだけではありませんし、そもそも大人の女としての自信は誰かに満たしてもらうものでもありません。
自分の中から湧き出てくるものです。
大人の女性としての自信のなさや無価値感は、彼や男性が相手じゃなくても満たすことができます。
彼にとっての愛の人になりたければ、自分の中の女としての無価値感を穴埋めするために彼の罪悪感を利用しないことです。
あなたは彼を責める人になりたいですか?
それとも彼にとっての愛の人になりたいですか?
上記のテーマを踏まえて、なぜ私が「本当に手放したくないものは彼ではなくと、女の喜び」だと感じたのか?そして「女としての喜び」とはどういうものなのか?どうしたら芽生えてくるのか?を回答していきたいと思います。
*回答
ご相談文から察するに、これまで相当葛藤されてきたのではないかとお見受けしました。
彼とはどれくらいの期間お付き合いされていたのでしょうか?
どんなことがきっかけでお付き合いが始まったのでしょうか?
名無しさんとお付き合いされてから彼の方が離婚されたとのことですので、そりゃ彼女側からすれば罪悪感を感じてしまうのも仕方ないよなーと思います。
しかも表面上だけで見ると「非難を浴びても仕方ないよな」みたいな、何らかの理由があったにせよ世間体的に見るとどうしても罰せられてしまう側ですし、そうなってくると彼女側にいくら心の葛藤があったとしても「そりゃそーだろ、それくらいのことしたんやから」って言われると思ってしまいますし、余計に感情が吐き出せない、誰にも言えないという状況になってしまいます。
よくご相談してくださったと思いますし、それくらい本気で人生を変えたいと思っていらっしゃるのだろうと思います。
しかし一旦ここで気づいていただきたいことは、彼の問題は彼の問題だし、名無しさんの問題ととは別だということです。
彼は名無しさんとのお付き合いがきっかけで離婚することになったのかもしれませんが、そうだったとしても彼自身が離婚を承諾し離婚する道を選択したのです。
背負いこみ抱え込み症候群(別名:罪悪感病)を発症している方でよくありがちなのが、相手の問題なのに自分の問題のように扱ってしまうこと。
彼には彼の人生があって、名無しさんには名無しさんの人生があります。
何をどうきっかけにして自分が飛躍していくか、自分の人生を取り戻していくのかは、自分で決めることができます。
とてもお辛い時期かもしれませんが、この悲劇をどう喜劇に変えていくのか?が問われているんだろうなと思います。
なので、今回ご相談に至った経緯も、何かの人生のきっかけにしていただきたいと思います。
(要は「カウンセリング受けに恋!なんとかしてやるべ!」ということだ!笑)
まず冒頭でもお伝えしましたとおり、今回ご相談内容で私が一番に感じたこと·お伝えしたいことは、
「本当に手放さないといけないのは、彼への執着ではありません」ということ。
え?
名無しさんが本当に手放したくなくて執着してしまっている対象は彼ではありません。
そして、手放す対象は彼ではありません。
は?
じゃあ名無しさんは何に執着してるのか?何を手放したくないと思っているのか?
それは、彼との関係を通して目覚めてしまった内なる「女」の部分です。
名無しさんが彼とお付き合いする前の恋愛がどうだったのかは分かりませんが、おそらく彼とお付き合いする前から、女性であることの自分や大人の女であること対して自信がなかったのだろうと思います。
自分に自信がないからこそ、「申し訳ない」という思いが出てくるのだろうと思いますが、
名無しさんは、何かと文章中に「申し訳ない」「自分のせい」という自分を否定するような文言が散りばめられていることはご自身でもお気づきでしょうか?
>相手に気持ちがないのは自分の過去の言動のせいなのに
>こんな自分は幸せになってはいけないしなれないと思ってしまいます。
>仕事も自分のこともこんなに頑張ってるのに報われないなら意味がない
>読みにくい文章で申し訳ありません。
自分で自分を否定する癖はいつ頃から始待ったのでしょうか?
まさか「赤ん坊の頃からやってまっせ!」っていう変態ですか?
おそらく赤ん坊以降の育ってきた環境や思春期以降からの積み重ねかと思いますが、この辺を一度思い出してみても良いかもしれません。
「さてはて、いつから私は自分を否定し始めたのじゃ?何があったんじゃ?」と自分に問いかけてみてください。
そしてこれまで自信がないからこそ、ひたすら誰と自分を比べて競争し、満足のいく結果が伴わなければ「自分の頑張りが足りないのだ」と自分を責める日々を送ってこられたのだろうと思います。
そこには、仕事も恋愛も勉強も頑張ってこられた名無しさんがいるんですよね。
「いやいやそんなことないです」
「私だけじゃなくてみんな当たり前にやってますよ」
そんな言葉が聞こえてきそうです(笑)
でも本当に頑張ってないのでしょうか?
結果が出てないなら頑張ってないのと同じでしょうか?
「頑張ってるとしても結果が出てないんだから、頑張ってないのと同じよね!」って大切な人や友人に言えますか?
そうやって自分のことを責めている限り、最終的に相手や周りのことも責めたくなるのが心の世界です。
>自分が悪いのに元奥さんの嫌なところや悪口も浮かんできます。
>昔の彼と比べたりどうして好きになってくれないのかと相手を責めたくなります。
このカラクリを辞めたければ「どんなことがあっても自分のことを責めない、否定しない」と誓うことです。
少し嫌な言い方になりますが、自分を責めることって都合の良い言い訳に使えるんです。
「とりあえず自分を責めとけば場が丸く収まる」と片付けることができるのです。
それは逃げでもあるんです。
「こんな私には自分を幸せにする力はない」
「こんな私では彼にとっての愛の人にはなれない」
「そもそも何も能力がないのだから、頑張ったって意味がない」
今は自分を責めたい時期なのかもしれません。そんな時もあります。
ですが
>仕事も自分のこともこんなに頑張ってるのに報われないなら意味がないと考えてつらくなることがあります。
「こんなに頑張ってるのに」という思いが出てきているならば、少しはご自身のことを認めてあげても良いんじゃないでしょうか。
>今つらいと思うことは、フラれた相手と一緒に働いていることです。
>彼からは付き合ったり結婚は考えられないと言われています。
>しかしスキンシップはあります。
>家には元妻のものや写真が飾ってあったりします。
なぜこんな状況でも彼と一緒にいられるのでしょうか?
好きな相手、結婚したい相手とは言え、なぜここまでできるのでしょう?
いくら彼がものすごくイケメンで器も大きく、人としても男としても素晴らしい人間だったとしても、なぜここまで強く彼と一緒にいたいと思ってしまうのでしょう?
ただでさえズタボロで傷つきまくっているはずなのに、さらに傷口に塩レモンを塗るが如く振られた相手と一緒に働きスキンシップを続け、彼との関係を続けていられるのはなぜでしょうか?
それは名無しさんが愛したい女だからでもあるのですが、そんなことよりも手に入れて満たしたい重要な「何か」があるからです。
名無しさんの〝本当の目的〟とでも言いましょうか。
それは冒頭でも述べました「大人の女である喜びを得るため」です。
「こんな私は誰にも愛されない」と思ってきた分だけ、女の喜びを感じさせてくれた相手に執着しますし依存します。
そもそも「こんな私では誰にも愛されない」と思って生きてきた人は、「こんな私でも愛してくれる人」が現れることなんぞ予想していません。
なので、そういった人が現れるとまるで命の恩人が現れたような感覚に陥ってしまうんです。
だって、それくらい絶望の中で生きてきたんですから。
延々とつづく広大な砂漠を、ずーっと一人で歩いてきたと思ってください。
いろんなことがどうでも良くなってきては自分を奮い立たせて、ひたすら漠然と続いている砂漠の海を歩いてきました。
そしたらいきなり、めちゃくちゃ綺麗な湖を見つけました。
歩むことも諦めそうになっていたところにこんなに綺麗な湖を見つけたらば、そりゃカラカラだった喉も潤うし、水浴びもできるし「生きててよかった!」という実感を得ますよね?
そして今までしんどかった分、そこから離れられなくなります。
「ずっとここにいたい。だってここを離れたらまた絶望の砂漠だから」
命の水を彼に例えたら分かりやすいかもしれません。
名無しさんの中で女である喜びが衝撃的だったぶん、この彼からしかソレを得ることができないと思ってしまいます。
彼との関係が始まったとき、お付き合いしていた時、彼との関係がうまく行っている時、どんな感情を味わっていたのでしょうか?
女性としてどんな嬉しい楽しい大好き!を感じたのでしょうか?
彼はどんなふうに名無しさんを愛してくれたのでしょう?
彼とはどんなスキンシップやセックスをしていたのでしょうか?(個人的にこれが一番聞きたいっすね!)
どんなことに絶望して生きてきたんでしょうか。
*
>でも今は彼の心の準備ができるまでいい距離感で待ちたいと思っています。
とありますが、名無しさんがおっしゃっている「彼の心の準備ができた状態」とはどんな状態を指しているのでしょうか?
彼が「今はまだ心の準備ができてないんだ」「心の準備ができるまでもう少し時間が欲しい」とおっしゃっているのでしょうか?
なぜ名無しさんは「彼は心の準備ができていない」と判断されたのでしょうか?
なぜこの部分をしつこく確認したのかというと、少し矛盾を感じたからです。
>私はまだ好きで彼のそばにいるのですが彼からは付き合ったり結婚は考えられないと言われています。
彼はここまではっきり伝えてくれているわけです。
これって彼自身の心の準備、覚悟の現れになりませんか?
それとも「スキンシップはあるんだから、そんなのこと言われても信じないわよ」って思いますか?
自分のことを好いてくれていて尚且つ彼自身も「居心地が良いな」と感じている女性に対して、「付き合えない、結婚は考えられない」と伝えるってなかなかの罪悪感が伴うと思うのです。
男性って基本的に女性の前ではカッコつけたいしかっこいいオレで居たい生き物なんです。
女性の役に立ちたいと感じている生き物なんです。
にも関わらず、「僕では君の役には立てない、喜ばせてあげられない」と彼は正直な思いを名無しさんに伝えてくれたわけです。
ちょっと嫌な言い方に聞こえるかもしれませんが、名無しさんがイメージする「彼の心の準備ができた状態」とは、彼が名無しさんと付き合うこと、結婚することになっていませんか?
とするなら、これって名無しさんの彼への期待なんですよね。
「付き合ったり結婚は考えられない」と伝えている彼女を家族写真が飾ってある家に呼び、イチャコラさっさしてしまうことに関して、どんなに鈍い男性だったとしても少なからずは罪悪感を感じるはずです。
ということは、名無しさんが彼に執着すればするほど、彼の中には名無しさんへの罪悪感がこんこんと湧いてしまうということです。
そのことに名無しさんはどのくらい気づいていらっしゃいますでしょうか?
本当は誰だって罪悪感なんか感じたくありませんし、罪人になんてなりたくないんです。
でも今の彼は罪悪感を感じさせる環境に身を置くことでしか罪滅ぼしができない状態となっています。しかしそれは彼は問題であり、彼の人生です。
大人の女としての無価値感の穴埋めをするために、彼の罪悪感を利用しないこと。
そして尚且つ、彼の罪悪感に利用されないこと。
そこまで愛してしまった人をこれ以上責めたくないでしょ?
だったら彼を悪者にしない。彼を愛の人するために、自分を愛の人にしていきましょう。
*まとめ
>どのようなマインドを保てばよいか教えてください。
まずは自分自身を許していくことから始めましょう。
自分を許すためには、まずは溜まっている感情を吐き出す習慣を設けること。
最初はどうしたって自分攻めが出てくるので、カウンセリングを利用することをお勧めします。
思いつく限りのネガティブな気持ちをそのまま言葉に出したり、紙に書き殴りましょう。
頭の中ではネガティブな言葉が蠢いているのに、言葉や紙に出せない人もいます。そういう時はイメージワークなんかを使っていきます。
彼に対して言いたかったけど我慢して飲み込んだ不満の数々。
どうして好きになってくれないのか、私を受け入れてくれないのかという怒り。
寂しかったこと、辛かったこと、苦しかったこと、
彼の元奥様への悪口、嫌なところ
こんなに頑張っているのに報われないと感じている自分への苛立ち。
こんなに辛いのに彼のことが嫌いになれない情けなどなど。
最初はいろんな気持ちが交互に出てくると思います。
出てくる言葉、出てくる感情そのまま書き殴ってください。
こういった感情の吐き出し・書き出しはカウンセラーに伴奏してもらいながら行う方が良いのですが(一人で行うと出てきた感情が自分への攻撃に変わる可能性が高いので、そうなると本末転倒。そうさせないためにカウンセラーが伴奏します)、自分の気持ちと向き合うことに関して、自分の感情を吐き出してスッキリするという点では発散になります。
そうやって一つずつ感情と向き合っていくと、自分が女性として生まれた本当の意味や女性としての魅力や才能が見つかっていきます。
それが見つかれば、自分の女の部分を男性から穴埋めしてもらうという発想がなくなります。(下ネタではなく大真面目!)
名無しさんはなかなかの罪悪感と無価値感をお持ちであることが伺えますので、ネガティブな感情が解放された後はものすごい魅力的な大人の女性に変化しそうですね。
今はまだそんな魅力的な女性が自分の中に存在しているなんて信じられないかもしれませんが、居るんです。
こんなにもがいて頑張ってるんですから。
そんな自分を信じてあげましょう。
見つけに行ってあげましょう。
回答は以上になります。
この度はココロノマルシェにご相談いただきありがとうございました^^
私はあなたの幸せをいつでも信じています^^
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