こんにちは!
中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかです!

本日はオンラインカウンセリング「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談への回答になります。
ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラー/ココロノオフィス主催のカウンセラー養成講座「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、みなさんから寄せられたご相談を受け付けているオンラインの無料掲示板です。
たくさんのカウンセラーから回答がいただけますので、よかったらご利用くださいね^^
◾️ご相談内容
ご相談内容はこちらです。
『世の中の変化に対して思うこと』
私は失われた30年を生きてきたゆとり世代の人間です。
ここ最近の不景気や物価の上昇、企業の賃金があまり上がらない、家が高すぎて買えない、少子高齢化の問題、学校が減っていたり、ネットの発達で便利な反面SNSの誹謗中傷で次死する人がいたり、昔より自然災害も増えたし、TVでは『昔は良い時代だった』みたいな特集ばっかりやってるしで、なんか今の時代っていろいろあるし日々カオスだし、昔の景気がよかった頃と比べて悲観してる人も多いし、不安を感じる出来事も多いなって思います。
ひと昔前までは子供を持つことも家を買うことも、誰もが当たり前のようにできていたけど、今はある程度稼いでる人じゃないと子供を持つのも家を買うのもしんどい時代になってしまったなと思います。
もらえる年金が年々少なくなっていて、実際に自分のおばあちゃんは80代でも働いています。
なんとなく日本国民が元気がない感じがして、未来に不安を抱えていて、今の現状がストレスになっていて、幸せと思えてない感じがして、職場でも世の中とか会社に対しての不満や愚痴がよく聞こえてきて、悲しくなって落ち込んだりもします。
なんとか日本の景気がよくなってほしいと思って選挙に行ったり、日本株に投資したりしていますが、自然災害やTVの問題などは自分一人の力ではどうすることもできないので、仕方ないのかなと思っています。
世界的にも物価が上がっているので大変なのは日本だけじゃないし、むしろ日本はまだマシなほうだと思っています。
TVがつまらないのも最近はサブスクの充実していることや、コンプラとかクレームを意識しすぎていて面白い番組が作りづらかったり、スポンサーの資金力が昔よりないのもあるかもしれませんが、TV離れが進んでいるのがちょっと寂しかったり、ネット社会になりすぎてて不安です。
海外に行けばと言われたらそれまでですが、食べ物も美味しいし安全に暮らせる日本から離れたいとは思いません。
自分にはどうにもできないことで悲観してもしょうがないなとは思うのですが、日本人が豊かに暮らせて未来に対しても必要以上に悲観しすぎずにいられたらいいのになって、いつも思います。
自分自身も上記の問題で一喜一憂することがあるのでまずは自分自身が悲観しすぎないことが大事なのかなと思うのですが、心がけたらいいことってありますか?
(ご相談者様:のんたむさん)

のんたむさん、こんにちは!
ゆとり世代のはるかが回答させていただきますね!
*回答
がっつりゆとり世代の中辻が通りますよーっと。
久々に「失われた30年」という言葉を聞きました。
最近は「Z世代」の方が何かと囁かれているような印象だったので、のんたむさんのご相談を拝読し「そういえば私もゆとり世代だったわ!」ということを改めて思い出した次第です。
今回のご相談を拝読し、ゆとり世代が感じている感情あるあるだなぁという印象を受けました。
ちなみにちゃんと調べてみましたら、一般的にゆとり世代は1987年4月2日から2004年4月1日生まれを指すそうです。そしてZ世代は、概ね1997年から2012年生まれの世代を指すのだそう。
(ん?被ってる世代ある)
私も20代後半くらいまでは、のんたむさんと同じようなことを感じていました。
いい意味でも悪い意味でも「社会や世の中に期待していない」とでも言いますでしょうか(汗)
学生の頃は「平成生まれが入学してきたぞ!」とか「平成生まれなの?!すごい!」とやや興奮気味で、先生やその他大人たちから物珍しいものを見るような高貴の目で見られるような出来事が多々ありました。
(こちらからすれば「平成生まれの何がすごいん?」って感じだったのだけど、昭和時代が長かった分大人たちの反応も物珍しいものを目にする感覚だったのかと。知らんけど)
それが社会人になると途端に「これだからゆとりは・・・」と呆れられたり、「ゆとり世代は根性がない」「すぐに諦める」「メンタルが弱い」「競争心がない」「野心がない」「欲がなく面白くない奴」といった不満?やっかみ?僻み?のような大人たちの文句を「ゆとりだから」という言葉でまとめられて終わるみたいな状況が増えたような、個人的にはそんな印象を持っていました。
今ののんたむさんと同じように、「ゆとり世代」というだけで何だか損したような気分を味わっていました。
ホステスとして働いていた時も「ゆとり世代は宇宙人だ!」「何を考えているのかわからん」と言われたこともあります。
のんたむさんもそんな大人たちの言葉や考え方を素直に受け入れてきた、心根の綺麗な人なんだろうなと思います。
だからこそ、
>なんとか日本の景気がよくなってほしいと思って選挙に行ったり、日本株に投資したりしていますが
こういった「どこかで諦めていないからこその行動」ができるのだと思います。
諦めていれば選挙なんて行きませんし、日本株に投資したりもしません。米株一択!になるかと思います。
で、今回のご相談で私が一番引っかかったポイントとしては、ご相談文中に「不安」「悲観」といった文言が多く散りばめられている点。
そして、
>海外に行けばと言われたらそれまでですが、食べ物も美味しいし安全に暮らせる日本から離れたいとは思いません。
とおっしゃっている点です。
これだけ諦めや虚しさや悲観的な感情を感じているにも関わらず、この環境から逃れよう&離れたいとは思わない。
この辺りにとても矛盾を感じたのです。
おそらくですが今回のご相談は「世の中の変化に対して思うこと」が本題なのではなく、のんたむさん自身の人生や大人の女性としての生き方・あり方に関することがテーマかと思いますので、その方向性で回答していきたいと思います。
日本の社会情勢ではテーマが少し壮大すぎるので、わかりやすくもっと身近である恋愛や婚活に置き換えて考えてみましょう。
>なんとか日本の景気がよくなってほしいと思って選挙に行ったり、日本株に投資したりしていますが、自然災害やTVの問題などは自分一人の力ではどうすることもできないので、仕方ないのかなと思っています。
>世界的にも物価が上がっているので大変なのは日本だけじゃないし、むしろ日本はまだマシなほうだと思っています。
この部分、実は恋愛に置き換えて表現するとしっくりくる方も多いのかもしれません。
>なんとか(自分の人生)がよくなってほしいと思って(婚活目的でアプリに登録したり結婚相談所)に行ったり、(メイクやオシャレ)に投資したりしていますが、(恋愛や結婚は相手ありきだし、相手のタイミングや価値観の違いや好み)の問題などは自分一人の力ではどうすることもできないので、仕方ないのかなと思っています。
>世界的にも(晩婚化や初婚年齢)が上がっているので大変なのは(私)だけじゃないし、むしろ(30代前半の私)はまだマシなほうだと思っています。
カッコ内の言葉を社会情勢ではなく、恋愛や婚活に置き換えて表現してみましたがいかがでしょうか。
仕事や恋愛、婚活についても同じような感情を抱いていませんか?
この辺はのんたむさんが30代女性かつ未婚であることを想定して私が独断と偏見でお伝えしていることなので、もし違っていたらごめんなさいね。
何かのんたむさん自身が自分の人生に対して〝諦め〟のようなものを感じているんじゃないかなと思います。
これは「どうせうまくいかない」といった感情だったり「拗ね」とか「怒り」みたいなものでもあります。
*
人の心は、誰でもある一定の考え方や思考の癖を持っています。
心の外で起こっている現実を通して私たちが感じるものは、すべて自分の心の中ですでに起こっていてすでに感じてきたことなんです。これを心の投影と言ったりします。
そして私たちの目の前の出来事が別の出来事や現象だったとしても、言葉や表現の仕方を変えただけで実は同じ色の眼鏡でその物事を見ているということが少なくありません。
同じような思考回路でいろんなことを判断したり考えたり、物事の対象は違っていても同じようなレッテルや思い込みを持って世の中や人を見ていたりします。
自分の思考癖や考え方のパターンを知る方法として上記のような方法はとてもおすすめなので、恋愛や社会情勢以外でも当てはめられるものがあれば是非やってみてください。
いろんな側面から自分の新たな一面が発見ができるはずです。
一人ではなかなか難しいと思いますので、ぜひカウンセリングでカウンセラーにやってもらってくださいね^^
*
ここからは、のんたむさんと同じゆとり世代だからこそとても大切で重要なことをお伝えさせていただきます。
>海外に行けばと言われたらそれまでですが、食べ物も美味しいし安全に暮らせる日本から離れたいとは思いません。
とありますが、今ある現状に不平不満不安を感じながらも自身を取り巻く環境を変えるための行動はしない、今の場所から離れたいと思わない理由はなんでしょうか?
確かに日本は食べ物も美味しいし安全に暮らせます。
海外に住めとまでは言うつもりはありませんが、数日の旅行だったとしても「海外に行ってみたら日本の凄さやありがたさがわかった」と感動しながらおっしゃる方は山のようにいらっしゃいます。
SNSを通してそういった配信をされている方を見たことがあるかもしれません。
また、同じカウンセラー仲間にも「自分には日本がカオスすぎて海外逃亡した」という人が何人もいます。
本当に嫌だったら人は自然と環境を変えたくなるんです。何がなんでも新しい習慣や違うものの価値観を取り入れたくなるんです。
のんたむさんがそれをしたがらないのはなぜでしょうか?
要は、目の前の現実に悲観しながらも結局はそこに居心地の良さを感じてしまっているのだろうと思います。
居心地の良さと人生のつまらなさは、ある一定の部分では両立します。その方が予想外の出来事によるストレスや不安を感じずに済むし、楽だからです。
予測できる不安の方が自分にとっては想定内なので「安心」ってやつです。
不思議ですよね、不安だけど安心も感じてるって。
のんたむさんは、自分の人生を悲観しすぎることでどんな目的を達成し、何を得ているのでしょうか?
>自分にはどうにもできないことで悲観してもしょうがないなとは思うのですが、日本人が豊かに暮らせて未来に対しても必要以上に悲観しすぎずにいられたらいいのになって、いつも思います。
>まずは自分自身が悲観しすぎないことが大事なのかなと思うのですが、心がけたらいいことってありますか?
悲観しすぎないようにしよう!自己否定・自己嫌悪しないようにしよう!だけでは否定癖は減らすことができません。
人の心理は良くできたもんで「ダメなことだからやめよう!」という気持ちだけで辞められるほど、私たちの頭もアホではありません。
何か得をしていることがあるから「辞めたいのだけど辞められない!」というジレンマが起きてしまうのです。
そうやって社会情勢に一喜一憂し世の中の変化を悲観し不安になることで、最も本質的で大切なことを見落としていませんでしょうか?
何か別の見て見ぬ振りをしていることがありますよね?
先にお伝えしますと、「ゆとり世代」ということを自分の人生が思うようにうまくいっていないと悲観するためだけの慰みに使っているだけでは?と感じたのですがいかがでしょうか。
*
一昔前までは当たり前のように男女がデートをして、奢り奢られ問題もなく男はみんなアッシーメッシーミツグくんで、理解不能な音信不通問題やセカンド女問題もなく自然な流れで20代で結婚し、子供を産んでマイホームを買って将来安定万々歳!
だったはずなのに、企業は衰退し給料上がらず安月給、物価高騰で米は買えない、テレビをつければ浮気不倫のニュース、SNSを見れば誹謗中傷の山。
バブル時代を知らないゆとり世代。
失われた30年。
あぁ昔は良い時代だっただろうなぁ。
就活も婚活もこんなに苦労しなかっただろうになぁ。
でも今は晩婚化って言われているし自分はまだ30代だからマシか。とりあえず高齢出産と言われる35歳までに相手を見つけて結婚して40歳までに子供を産めばなんとかなるか。
うん、最近は芸能人でも40前後で子供を産んでいるし・・・。
・・・。
そうやって上を見て羨んでは下を見て自分をなぐさめる。そんな日々を送っていませんか?
*
のんたむさんが本当に自分の人生を変えていきたいということであれば、まずは選択をしましょう。
「ゆとり世代」ということに甘んじて自分の人生を悲観して生きてくのか、ゆとり世代に生まれたからこそもっと自由な発想で能動的に自分と向き合い、変化の多い激動の時代を乗り越えていくのか。
悲観すること自体が悪いとは思いませんが、ゆとり世代に生まれたからという理由で環境や時代のせいにして自分の人生そのものを悲観し続けることはやめましょう。
自分を変えたいと思えば何歳からでも変えられますが、早ければ早い方が良いです。
そのためには、まずは自分をよく知ること。そしてあらゆる「気づき」を促していくことです。
現実的に行動や習慣や考え方を変えて、自分のエネルギーを抑圧するために使っている思い込みや観念を手放していくのです。
ゆとり教育では相対評価ではなく絶対評価が認められましたよね?
属する組織や集団でどのような順位にあるかで個人の評価が決められるのではなく、個人の持つ能力そのものが優先された時代です。
ゆとり世代に生まれた良さはそこです。
個々の生まれ持った魅力や価値や才能がそのまま生かされるような教育を受けてきた世代です。
自分の生まれた背景を悲観し諦めながら生きていくのか、それでも自分の才能や魅力を発揮しながらのびのびと生きていきたいのか。
日本を変えるには少々時間がかかるけど、自分を変える、考え方を変える、苦しい観念や思い込みを手放す、視座を上げて物事を多角的に見てみることは今すぐにでも出来ると思います。
のんたむさんが大人の女性としてどんな人生を歩ん行きたいのか、どんな状態やマインドで40歳を迎えたいのか。
自分の人生ですからどこへ向かってもいいし何をしたっていいんです。
どちらの人生を歩みたいか選択できた暁には、中辻のカウンセリングにお越しください。
二と追うものは一兎も得ずなんて諺に惑わされず、欲深く手に入れたいものは全部手に入れてやりましょう。
回答は以上になります。
この度はご相談いただきありがとうございました^^

この回答が少しでもお役に立てますと幸いです♪
いつでものんたむさんの幸せを応援しています。
◾️お問い合わせ
◾️カウンセリング情報
【募集中】もう都合のいい女は卒業!オトナ女子が自分を乗りこなして理想の恋とライフワークを手に入れる方法はこちら
◾️お便りフォーム
コメントやご感想が何よりも私のやる気につながります。こちらの記事に関して質問やご感想などありましたら、下記のフォームをクリックしていただき、いつもでお問い合わせください。メッセージもお待ちしております♪

◾️公式LINE登録者限定企画盛りだくさん!
公式LINEでは、お悩み相談回答のお知らせや月1セミナー、お話会など各種優先募集を行っています。この機会にぜひ登録してね♪

コメント