私の人生は大失恋から輝き始めた-Ⅰ-

はるかのこと

こんにちは!心理カウンセラー見習いの中辻はるかです(^^)

自分の身に起きる出来事はすべて必然で、ベストなタイミングで運ばれてくると思っている私。

 

そんな私が地元を離れた理由、環境を変えてから起こった出来事を綴っていきます。

ウソ偽りのない、ノンフィクションの私を知ってもらうために。自分に嘘をつかないためにここに綴ります。

 

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人生に起こる出来事はすべて必然であり、すべてベストなタイミングで起こり、私たちを幸せへと導いてくれる。

どんなに辛いことや苦しいことが起ころうとも、本当の自分へ導いてくれる材料に過ぎない。

愛を知り、愛を感じるために生まれ、死に向かって全力で走っていく。

辛いことや悲しいこと、苦しいことが多ければ多いほど、あなたがそれだけ大きな愛の持ち主だという証拠。

その全ては自分の中の大きな愛に気づくために起こったこと。

世界はたくさんの愛であふれている。

だから、何も恥じる必要はない。

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◇生まれも育ちも博多の女

 

わたしが地元を離れたのは今から5年前。

それまでは地元福岡で生まれ育ち、地元の学校を卒業し、地元で就職し働いていました。

就職氷河期と言われた時期に就活を経験した私。苦労して手に入れた内定先だったので、職を失う恐怖がありました。

しかし働きながらずっと抱いていた思いが何年も捨てきれずにいました。

 

それは、“地元を離れたいという思い。

 

大好きな地元を離れ、大好きな友人と離れ、両親と離れ、祖父母と離れ、仕事まで辞めて見知らぬ土地への移住を決めた理由は、忘れられない彼と、〝ちゃんと〟お付き合いするためでした。

 

※「ちゃんと」ってところがポイント(笑)

※以下、彼=彼Aとします。

さらっと書いていますが、ホントのホントです(笑)

 

 

他にも複雑に理由が絡み合っている気がしますが、90%近くはこれが理由。

もちろん当時は、両親に仕事を辞めたことは言っていませんでしたし、大阪へ移住することも引っ越しの前日に伝えました(笑)

 

誰にも文句は言わせない状況を作ってからの強行突破。

住む家以外、何も決まっていない状況。

 

両親は私に何が起こったのかパニックを起こしていましたし、普段は仏頂面の父も珍しく焦った様子で(そりゃそーだ笑)、最終的には両親ともに何が何だか分からない表情をしながら温かくお見送りしてくれました。

もちろん大阪へ移住する理由となった彼Aには何も言わず、ひっそりこっそり大胆に計画を実行しました。

 

 

◇そんな彼Aとの出会いはSNS

 

わたしが高校生のころに流行り始めたSNS。

現代のようにSNSが流行する発端となったと言われている某コミュニティサイトで、ある男性と出会いました。

 

きっかけは私が何かコンプレックスについて相談するトピックスを立てたこと。

その相談内容について丁寧に話を聞いてくれたことが始まりでした。

 

他にも話を聞いてくれた方はたくさんいましたが、なぜか彼だけは連絡が続いていたというか、忘れたころに向こうが連絡してくるというスタンスでした。(野良猫臭(笑))

忘れたころに連絡があり、お互いの近況を報告するという奇妙な関係。

 

気づけば私は高校を卒業して進学し、彼も学生生活を謳歌中。

ちなみに彼は関西出身で、当時は他県の大学に通っていました。

 

連絡がくるのは大体夜中で、連絡があれば一晩中話していた記憶があります。何をそんなに話し込んでいたのか思い出せませんが(笑)、

本当にたわいもない会話だったと思います。

 

たまに連絡は取り合うけど、一度も会ったことのない相手。

 

 

当時の私は男性と恋仲になってお付き合いするという目的がよく分からず(男はみんな敵で頼りなくて、女性を軽視していると思っていたし、私は男性からは好かれないと思っていた)、自己否定も凄まじかったので、たまに好みの男性が現れても上手く近づくことが出来ず、誰ともお付き合いしていない状況でした。

 

男性への不信感をたんまり抱えていた私でしたが、彼にだけは何でも話せていましたし、両親が仲良しでない環境のことや、とにかくいろんな話をお互いにしていたように思います。

 

そんな生活を3年半ほど続けていました(爆)

 

彼も彼で他の女性の影はちらつかせてくるものの、そこに対して私自身が気にしておらず(本当は好きだけど自分の本音に気づいていなかっただけ)、しかし彼は私に他の男性の影を感じればヤキモチを妬くという状況でした。

でも会ったことは一度もないし、声と文字だけのやり取りのみ…

 

この奇妙な関係のことを友人に話した記憶もありますが、まぁ理解してもらえる内容ではなく、私自身誰かに自分のことを理解してもらうことをすでに諦めて生きていたので、今思えばこの関係はアンダーグラウンド化していたと思います。

 

〝誰にも理解してもらえないなら、私のことは何も言わないし、何も話さない〟

 

ずっと前から、私の中にはこういった考え方が心の深いところにあったように思います。

しかし当時の私にとっては彼が一番私のことを理解してくれる相手であり、私が無意識に抱えていた寂しさや孤独感を癒してくれる相手だったように思います。

わたしがそう感じていたと同時に、彼にとっても私がそういう存在だったかもしれません。

 

 

◇3年半の時を超え、ついに会える日が!

 

私と彼の奇妙な関係が続いて3年半、お互いに年齢は違えど、就活の時期を迎えていました。

彼は就職を機に地元関西へ戻ることが決まり、まだ就職先が決まっていなかった私。

彼は私に関西へ就職するよう促す話をしてくるようになります。

 

しかし会ったことのない相手。お互いに写真でなんとなくの雰囲気は知っていましたが、写真は写真。

その人を取り巻く空気感や匂い、背丈までは携帯の小さな画面では感じられません。

 

「会ったことのない相手のために、地元を出て関西へ就職?いや普通に考えて無理だし怖すぎるだろ。」

 

私のエゴがそう叫びます。

 

しかし地元を出たことがなかった私は、違う土地への憧れや家を早く出たいと思いながら育ってきたこともあり、かといって東京は遠いし物価は高いし、みんな忙しく動いていて冷たい印象だし(関東在住のみなさまごめんなさい笑)、関西なら福岡でも新幹線で行けるし、路線もそこまで複雑ではないし~など、関西へ移住することへのメリットも出てきます。

 

でも勇気が出ない。

そもそも会ったことない相手だし、県外に就職希望なら就職担当の先生に説明しないといけないし…

無理だ(@_@)

 

そんなことをうだうだ考えながら就活していると、大阪で就職説明会が行われる企業のお知らせが舞い込んできます。

これを理由に彼に会いに行こう!と目論み、彼にも会うことを打診しました。

彼は日程を合わせてくれ、ついに3年半の時を超えて会う日が来ました。

 

少しの時間、お茶を共にするだけ。

何度も喋ったことはあるし写真だって交換しているから、いつもの調子で会話をすればいいだけ。

そう思っていました。会うまでは…

 

 

あろうことか私は、この時点まで自分が彼に恋心を抱いていることは全く認識していませんでした。

 

 

つづく

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