こんにちは!
中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかです
本日はオンラインカウンセリング「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談への回答になります。
ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラー/ココロノオフィス主催のカウンセラー養成講座「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、みなさんから寄せられたご相談を受け付けているオンラインの無料掲示板です。
たくさんのカウンセラーから回答がいただけますので、よかったらご利用くださいね^^
◾️ご相談内容
ご相談内容はこちらです。
『間違いの指摘、怒られるのが辛い』
みなさま、こんにちは
mと申します。
主には職場でのことになるのですが、私、どうしても人から怒られたり間違いを指摘されるのが嫌で怖くて。それだけで毎回職場から逃げ出したくなりますます。
幼少期から周囲の空気を読むのに必死だったのですが、気の強い部分もあり。
周りと上手くいかず、思春期はほぼイジメの記憶ばかり。よっぽど心を許せる人間以外には、心を開くことは難しいです。
特に責められるように注意されるのが苦手で「そんなこと一言も言ってないよね」とか「それ、さっきも説明したじゃん」とか。
言い方がキツければなおのこと。
毎回毎回、瞬間的に泣きそうな気持ちになります。
相手には当然のように言い返せないので、黙って耐えますが「そんな言い方しなくたって」と心の中で中では殺傷レベルで相手を許せなくなり、自分は泣きそうで。全てを捨てて逃げ出したくなります。
私はこんな我慢してるのに、なんでお前ら、平気でそういうこと言うんだよ!という思いもあり。
日頃から基本的に我慢している自覚もあるので、腹立つ、悲しい、悔しい、でいっぱいになってって毎回後でひっそり泣きます。
怒りを何かで発散させるのは苦手なのでひたすら泣きますが、虚しさも山盛りです。
何十年もこんな感じでして。
周りにそういう女性が多い今の会社は辞めたいけど、すぐというわけにもいかず。。
どうやって気持ちを持っていけばいいのかアドバイスいただけたら幸いです。
(ご相談者様:mさま)
mさま、こんにちは!
はるかが回答させていただきますね!
*カウンセリングだったら扱うポイント
10年くらい前に「逃げるは恥だが役に立つ」というドラマが流行りましたが、覚える方はいらっしゃいますでしょうか?
あれ面白かったよねぇー!ダンスめちゃくちゃ流行ったよなぁー!
え?もう10年近くも前のドラマなの?(°_°)
そう、勘の良い方はもうお気づきでしょうか?笑
まさに、今回のご相談で私がお伝えしたいことは「逃げることは、負けることとは違いますよ」と言う話です。
今回のご相談内容は一見ご相談者様に何も非はなく、悪いのは言い方がよろしくないキツめの上司や弁が立つ気の強い女性たちのように思えます。
がしかし、残念ながらそんな環境や人間関係を選び続けてしまっているのは紛れもなくm様なのです。
もちろんm様に非があると言っているのではなく、そんな状況に居続けている、過酷な環境を選び続けているのはm様自身という意味です。
本来であれば私たちは自由なはず。
いくら自分に非があったとしても「あの言い方はどうかと思います」とか「精神的にしんどいです」とか「あの上司とは馬が合いません」という、〝自分はこう感じていて、これに困っている〟ということは主張しても良いのです。
そこで相手がどう出るかはさておき、自分がHELPを出すことで何か他に改善策が見つかるかもしれないし、同じ職場の仲間として一緒に考えてもらうことだって可能なのです。
それすらも難しいのであれば、そもそもとしてなぜそこまで一人で抱え込むのか?
なぜそんな環境から身を引くことができないのか?
なぜ身をボロボロにしながらも戦ってしまうのか?
なぜ自分を痛めつけるような人間関係や環境を選び続けてしまうのか?
その環境で我慢し続けることで何を得ようとしているのか?
そんな視点から回答していきたいと思います。
*回答
ご相談文を読みながらとても辛い状況であることが伝わってきましたが、お身体の調子はいかがでしょうか?
毎晩しっかり眠れていますか?
食事は十分に取れていますか?
>何十年もこんな感じでして。
とおっしゃっていますので、相当な頑張り屋さんというか我慢強い方だなとお見受けしました。
それもm様の長所なのですが、同時にその才能が怒りに変換されているというか相当我慢が溜まっているかと思うのです。
ご自身が思っているよりも相当なストレスを溜めてしまっていることは自覚しておいた方が良さそうです。
というのも、〝我慢する〟という行為は〝怒り〟という感情を蓄積していくんですね。
本当は我慢なんかしたくないけど、m様の中で何かが人質となっているわけです。
>毎回職場から逃げ出したくなりますます。
>毎回毎回、瞬間的に泣きそうな気持ちになります。
>相手には当然のように言い返せないので、黙って耐えますが「そんな言い方しなくたって」と心の中で中では殺傷レベルで相手を許せなくなり、自分は泣きそうで。全てを捨てて逃げ出したくなります。
こんなにお辛い状況なのにも関わらず、なぜ退職という決断を実行されないのでしょうか?
>周りにそういう女性が多い今の会社は辞めたいけど、すぐというわけにもいかず。。
そういうわけにもいかない理由は、具体的には何を指しているのでしょうか?
会社に引き止められているとか?
自分の仕事を引き継いでくれる後釜が来ないと辞められないとか?
会社の規定で退職の半年前に申告しないといけない決まりがあるとか?
次の職場が決まってないからじゃないと辞められない?
次の職場も同じような環境だったらどうしようと思って動けないとか?
いろんな理由が出てくるかもしれません。
ここからはm様がどこかでお勤めをされている会社員と仮定してお話しします。
そもそも会社というのは社長がいて従業員がいて、一人の力ではなく組織で動いているものでして、代打がいるのが会社なんです。
「この職場で会社員として勤めている以上、この会社には自分の代わりなんていくらでもいる」という考え方は無責任なのかもしれませんが、その人がいないと回せない仕事、その人がいないと回らない会社って、会社という組織であれば本来あってはならないことだと思うんです。
だって、何のために集団で会社を回しているのよって話になりません?
その会社が安定してサービスを提供できるようなシステムを作るために会社として組織化されてるんでしょ?
国レベルで考えたらもっとわかりやすいかと思うのですが、例えば何らかの事情で日本の首相がいなくなった場合、その瞬間から日本は滅びますか?国境が遮断されますか?電気が止まりますか?水道が止まりますか?鉄道が止まりますか?
おそらく、私たちは何事もなかったかのように変わらない日々をおくれると思うんです。
そりゃ勿論、ニュースでは大騒ぎになりますよ?でもご飯を食べて、仕事に行って、帰路について、お風呂に入って、寝る前にSNSチェック、ふかふかのお布団で眠りにつく。その生活は止まることはないと思うんです。
さて、m様はこの状況の何に抵抗しているのでしょうか?
我慢した先に何を手に入れようとしているのでしょう?
*
我慢と似た言葉の意味として、「忍耐」という言葉があります。
我慢とは闇雲に感情を抑え込むことを指します。なので、「やりたくないことを無理矢理やらされてる」など、受け身の状態を指します。
一方、忍耐とは耐える先に希望を見ていて、かつ自ら耐えることを主体的に選択していることを指します。
この「主体的に」という視点が雲泥の差を生んで(なんかダジャレみたいだな笑)おりまして、それ自体はやりたくないことだったとしてもビジョンとしては自分を愛するためとか、彼を愛するとか、二人の関係をより良くするために望まない関係を避けるぞ!などなど、、、
「これを乗り越えて人肌脱いでやろうじゃないか!」という前向きな感覚を指します。
さて、m様は「我慢」の方だとお見受けしたのですが、なぜやりたくもないことを無理矢理やっているのでしょう?
やりたくないことをやっている暇と労力があるほど、私たちの時間は無限ではありません。
となってきますと、やはり今起こっている現象も実は自作自演劇場として見ることができてしまうんですよね。
仕事に限らず、何か漠然とした「あとどれくらい我慢すれば私を受け入れてもらえますか?許してもらえますか?」という思いを持っていませんか?
これは自分を自ら下に下げて相手を見上げているポジションでして、仕事でも恋人でもこの関係性を作ることが癖になっていると自分を責めるばかりになり、相手と自分を客観的に見ることができなくなってしまいます。
そう考えると相手に対して「NO!」が言えない理由も見えてくるかもしれません。
>相手には当然のように言い返せないので、黙って耐えますが「そんな言い方しなくたって」と心の中で中では殺傷レベルで相手を許せなくなり、自分は泣きそうで。
相手に役職があるからとか、自分よりも年齢が上か下か、先輩か後輩かなどは関係なく、どんな相手に対しても無意識に自分を下に下げることをしてしまっている以上、言い返すという発想すら浮かびませんし、「どうやってNOを伝えるの?」ってなるんだろうと思います。
じゃあなぜm様は自分を下げてまでして我慢しているのに、周りは必要以上に責めてくるのか?言い方がキツイ人ばかりが集まってしまうのか?
それも悲しいことに、m様の自作自演なのです。
例えば、誰もそんなことは言っていないのに、「ポストが赤いのは私のせいなんです!」と自ら言っている人がいたら・・・?
「この世の全ての悪の犯人は私です!!!」「悪いのは全部私なんです!」「こんなにミスばかりするのは私せいなんです!わたし本当に頭悪いんです、怒ってますよね?」「こんなに出来損ないの奴だったのかって呆れてますよね?嫌いになりますよね?ムカついてきますよね?ね?ね?????」「こんな頼りにならない奴、成長できない奴なんかここに居るだけ迷惑ですよね?早く会社辞めてしまえって思ってますよね?」「え!こんなに出来の悪いやつなのに怒ってない?!あなた頭おかしいですよ!!遠慮しないで本当のことを言ってください!!!わたし我慢するんで!!!!」
というスタンスの人がいたとしたら、、、
「うるせぇな!!そんなこと一言も言ってねーだろ!ちゃんと人の話聞けよ!!!」って怒りながら言いたくなってしまう感覚わかります?笑
おそらくm様は、自分が万が一ミスをしてもショックを受けないように、ミスが起こる前から自分を責めて律していらっしゃるんだと思います。そして、「とりあえず自分を下に下げておけば誰も何も文句は言わないだろう」という期待というか思い込みもあって、無意識にそんな言動をとっていらっしゃるのだろうと思うのです。
しかし悲しきかな、その自分を守るための無意識の言動が逆に相手の怒りを煽ってるということに繋がっているのです。
「私なんか頼りになりませんよね」「私は誰の役にも立てませんから」
そんなこと一言も言ってないし思ってない立場の人間からすると、「なんでそんなこと言うんだよ!」って怒りたくなっちゃうのわかります?
まぁね、乱暴な言葉の中にも優しさや思いやりがあったり、「なんでそんなに自分を責めてるんだよ!何で自ら自分を下に下げるポジションに入るんだよ!そんなことしてたら自分が可哀想じゃないか!俺ら仲間だろ?」みたいに言ってくれる人がいればわかりやすいかもしれません。
でもみんな自分のことで忙しいし、他人の心の世界でどんなカラクリが起こっているかなんて変態か専門家くらいしか興味がないというか、そもそもそんなことが心の中で起こっているなんて知らないし分からないんです。
それくらい私たちは見えるものしか見ないし、その分心の世界や感情の動きに疎いってことでもあります。
M様はなぜ相手よりも自分を下に下げることをやっちゃうんでしょう?
前世はものすごい極悪人だったの?笑
(ちなみに某カウンセラーは前世で悪魔の配下として活躍してたそうですよ笑)
よくある理由としては、やはり育ってきた環境の影響でして、小さい頃に両親の前で我慢することが愛情表現になっていた場合や
m様もおっしゃっているように
>幼少期から周囲の空気を読むのに必死だったのですが、気の強い部分もあり。
>周りと上手くいかず、思春期はほぼイジメの記憶ばかり。
という、思春期頃の出来事が原因となっていることがほとんどです。
*まとめ
自分を守るために自分のエネルギーを抑える・隠すという無意識からの行動は、セクシャリティ(生命力)に直結しています。
何とか目立たないように、荒波を立てないように気を張らなければならないような環境で育ってきていたり、何かしらが原因となって自分を相手よりも下に下げる必要があった、自分の存在自体に罪悪感を持っていたということにつながります。
でもそれはもう子供の頃の話。
m様にとって幼少期の頃はそれが生き延びるための手段だったのかもしれません。
しかし大人になった今、その生き延びるための手段だったものが問題となっているのなら、「もう自分のエネルギーを解放しちゃってもいいよ♪」という合図なんです。
最初は怖いと思います。
「私がエネルギーを解放しちゃったら地球がやばいことにっちゃう!」という恐怖や不安も伴うからです。
よく魔法使いのアニメや映画や物語で「周りの環境からの影響で、自分を押さえつけていたエネルギーが何かの拍子に暴走して周りを破壊していく」みたいなシーンがありますが、まさにそんなイメージだと思ってください。
より安全にエネルギーを解放できるよう、そして自分を上手く乗りこなせるようになれるように、まずは我慢しない選択から始めていきましょう^^
私がm様をカウンセリングするとしたら、テーマは「我慢からの解放」です!
m様が我慢してしまうのはもう長年の癖であり性癖みたいなものなので、最初は自分が何に我慢しているのか認識しづらいと思います。
そこはやはりカウンセラーを頼っていただきたいところでして、何年も繰り返している悩みや問題ならばぜひ中辻のカウンセリングにお越しください。
(ちなみに「我慢からの解放」は得意中の得意分野!)
そこで今出ている感情、腹立つ!悲しい!悔しい!殺傷レベルでの怒り等を安全な場所(カウンセリングやセラピーなど)で解き放っていきましょう。
そうするとだんだんと「あー私は自分を抑えることで周りを平和にしたい、そうやってみんなを愛したかったんだな」という本音が見えてきますし心の平穏を手に入れることができますし、何ならライフワークやビジョンなどワクワクする感情が出てきます。
その暁には、「なるほど、このエネルギーが目立ちすぎてあたしは自分を押さえつける必要があったのね」という悟りの境地も出てきますし、恐れていた怒りのエネルギーが実は才能であり魅力であり価値だったなんてことも起こりうるのです。
それこそ物語の序盤でよくある「冴えない奴だと思い込んでいた自分が、別の世界では偉大な魔法使いだと拝められていた!」なんてことも容易に起こりうるのです。
m様の今後が楽しみですね!!!
回答は以上になります。
この度はココロノマルシェにご相談いただきありがとうございました^^
いつでもあなたの幸せをお祈りし応援しています。
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