ひたすら推しについて語る会~吹奏楽編~

はるかのこと

 

こんにちは。中辻はるかです。

今日は私の推しについてつらつらと語ります。

長いよ(笑)

テーマは「私の好きな課題曲」について。

***

私は中学時代の部活は吹奏楽部で、クラリネットを吹いていました。

母も妹も吹奏楽部出身です。

当時は完全に母の影響と、「仲の良い友人が誘ってくれたから」が理由で吹奏楽部に入部しましたが、現在も密かに追っかけをしています。

社会人楽団より中学校や高校部門の演奏が好きで、特に私が好きなのは福岡県にある“福岡工業大学付属城東高等学校”の吹奏楽部のサウンドが好みです。

※吹奏楽に詳しい方はご存知かもしれませんが、昔は福岡電波高校と呼ばれていた吹奏楽コンクール屈指の常連校です。

柔道のやわらちゃんの出身校です。

福工大付属城東高等学校吹奏楽部のサウンドの特徴は、ピッチの良さ、サウンドの厚み、楽器パートそれぞれの安定感です。

その中でもピッチ(音程)の正確さは、どの学校よりもピカイチではなかろうかと思っています。

同じ楽器奏者が数人で吹いているのに1本の音に聞こえる現象。

息の吹くスピード、吸うタイミング、アンブシュアの形etc

※細かいところまで言えば楽器メーカーが同じものだとか。

これらがみんな正確でないとここまで音程は合わないと思います。

“音”というのは基本的に高い音が鳴り響きやすく、低い音は鳴り響きにくい性質を持っています。

そのため同じ音量でも、低い音より高い音の方が聞こえやすく感じます。

しかし城東高等学校吹奏楽部のサウンドは、低音部がとっても安定している(音が大きく太く聞こえる)ため、全体のサウンドに幅が出て、力強くも包み込むような温かみのあるサウンドになっています。

↓私が城東高等学校吹奏楽部の演奏を聴いて、しびれた曲の一つを載せておきます↓

実際にこの曲を生演奏で聴きましたが、ものすごかった!(語彙力のなさよ笑)

高校生が演奏しているとは思えません。


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私の吹奏楽部時代は顧問の先生がとても熱血だったため、コンクールにも毎年出場していましたし、地元では結構上位校に入る演奏成績でした。

私の地元である福岡県は学校数も多く、吹奏楽強豪校も多いので演奏レベルがかなり高く、大会に進むまでの予選も他県よりも多く行われていました。

毎年7月下旬から10月下旬にかけて、地区予選、支部予選、県大会、九州大会、全国大会の構成で行われます。

コンクールの演奏時間は1校15分間、人数構成は50名まで(現在は55名まで)と決められており、毎年年明けから3月下旬ごろに吹奏楽連盟から公開される課題曲4曲の中から1曲を選び、好きな自由曲を演奏します。

その15分間で今までの練習の成果を出し切らなければならず、やり直しの効かない一発勝負です。

ちなみに制限時間15分を超えると失格扱いになり、どんなに優れた演奏を行ったとしても演奏家や連盟からの好評は行われず、尚且つ次の大会にも進めません。

全校が演奏し終わってから、それぞれの学校の部長がステージ上に集まり、金賞・銀賞・銅賞と好評が行われ、金賞の中から上位何校かが次の大会へ進めます。

課題曲は毎年一新され、すごく人気がある曲はあとあと語り継がれます。

私の学生時代は課題曲の当たり年だったため、たまに目撃する「吹奏楽部が選ぶ人気課題曲ランキング」などで大体上位に入ってきます。

40年以上前の課題曲でもランキングに入っていたりするので、本当に吹奏楽が好きな方は「学生時代にどの課題曲を吹いたか」で大体の年齢がバレてしまうなんてことも(笑)

つい前戯が長くなってしまいましたが、私が独断と偏見と好みで決めた課題曲ランキングを発表いたします。

「ショートケーキのイチゴは先に食べたい派」なので、ランキング1位から発表していきます♪

1位.吹奏楽のための「風之舞」—2004年課題曲—


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これは私が学生時代に演奏した課題曲です。

同年にテレビ番組の笑ってコラえて!「吹奏楽の旅」がちょうど流行っていた時期であり、その時に特集されていた大阪にある全国大会常連校の淀川工科高等学校吹奏楽部が演奏していたこともあり、耳にしたことのある人も多いのではないでしょうか。

同じ年の課題曲である「エアーズ」と争う人気ぶりで、この年のコンクールではどの学校も風之舞かエアーズしか演奏していなかった印象。

それくらい語り継がれる“課題曲の当たり年”で、ここ最近の課題曲の中では一番人気ではないかと思います。

タイトルにもあるとおり“舞”の曲でして、架空の歌舞伎舞台がテーマになっています。

最初は静かにクラリネットの八分音符から始まり、同じメロディでだんだんと楽器の数も増えていく。

じわじわ来るような始まり方ですが、テンポ126でなかなかの早さ。

この曲で一番難しかったのは細かい音符と音の切り、スラーの長さやタイミングを合わせることが非常に難しかった。

どこかタイミングが合わないと、全体がびっこを引いたような演奏になってしまうのです。

なので、私はパート別の楽譜ではなくスコア表(全部の楽器の楽譜が載っている、主に指揮者が使います)を見ながら、心の中で「1と2と3と4と」って数えながら演奏していました(笑)

冒頭のクラリネットの演奏テンポでその曲の全体のテンポが確定してしまうので、当時は腕時計くらいの大きさの電子メトロノームを常に持ち歩いて、それを耳に挟んでテンポ126をピッピッピッピ鳴らして、音で耳にテンポを叩き込んで生活していました(笑)

あと、この曲で大事なのは「間」の取り方。

曲調が変わる、雰囲気が変わるところをいかに違和感ない状態で間を取るか。

ためすぎると重たいし、かといって「間」がないとそのままダダダダダーっと流れてしまうし…

この曲を聴くと、今でも興奮してくるというか、演奏が始まる前の緊張感を思い出します。

2位.吹奏楽のためのラプソディア—2002年課題曲—


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これも私が学生時代に演奏した課題曲です。

吹奏楽の管楽器の中で一番高い音を出すピッコロフルートと、中低音パートのユーフォニアムのユニゾン(同じ旋律を同時に演奏すること)から始まる曲。

こんな組み合わせ滅多にない!ってくらいレアな楽器の組み合わせすぎて、しかもそれが冒頭から始まるなんて超かっこよすぎる!!!

私が大好きな課題曲なんですが、なぜか課題曲人気ランキングには上がってこない隠れた名曲。

そしてこの楽器2つが音程を合わせるなんてどれだけ難しいことかお分かりか!!!

※私はクラリネット吹きなので、想像でしか難しさは分かりませんが、妄想だけで難しさの解説↓

なぜ難しいのか。

①ピッコロフルートは音程が合わせにくい

ピッコロフルートは楽器自体が小さいため必然的にマウスピースも小さくなり、息を吹き込む場所(息を当てる場所)も小さくなります。

その細くて小さな場所へ向かって息を吹く。そもそもフルートの楽器の構造上、息のコントロールが難しい楽器のため音が不安定になりやすいです。

※フルートの音が出る仕組みは、ペットボトルの飲み口に息を吹いて音を出す仕組みと同じです。息の当てる位置がポイントとなります。

②ユーフォニアムの定位置からはピッコロの音が聞こえにくい

ユーフォニアムは中低音のパートなので、ステージ前列から1列目が大体クラリネットかフルートかオーボエパート、2列目にサックス属、バスクラリネット、ファゴット、3列目ステージ中央より右側にユーフォニアム、左側にホルン、4列目がトランペットとトロンボーンになっています。

ステージの壁というか反響版は、音が客席に向かって飛ぶ仕組みなので、ステージで演奏すると周りのみんなの音は聞こえずらく、自分しか吹いていないような錯覚に囚われます。

※最初にステージに立ったときはびっくりして怖くなったくらい、自分の音しか聞こえなかった(゜-゜)

隣の子の音でさえ拾いにくいのに、ステージ前列にいるピッコロフルートと中央にいるユーフォニアムが息を合わせてユニゾンを吹く。

ユーフォ特有の柔らかい音色にピッコロの芯のある音色が合わさって、音程が合えば何とも言えない音色に聞こえます。

ただでさえ音は客席へ向かって飛んでゆく中で、ユーフォニアムの定位置からピッコロの音がどれくらい聞こえるのか…

めちゃくちゃ耳が良くないと、音程を合わすことはかなり難しいと思います。

それくらいとっっっっっっっても緊張する曲。

このユニゾンの部分は先輩が吹いていましたが、いつも二人で音合わせをしていたことを今でも覚えています。

この曲の特徴は、先ほどの風之舞よりは曲全体の音域は狭いですが、各パートの魅せる場所が多いというか、最初はピッコロとユーフォ、パーカッション、トランペットの高音域、ホルン、サックスソロ。

そのほかは、曲後半の拍の数え方が変わるところが印象的でした。

確か1小節が4分の2+2分の3だったような…

当時は「なんやこれ。どうやって数えるんや(‘_’)」と思った記憶が…

そして珍しくクラリネットが目立たない曲でもある(笑)

3位.エアーズ—2004年—


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1位の風之舞と同じ年の課題曲。最初はエアーズを課題曲として演奏する予定でした。顧問の先生から見た私たちの学年イメージが、エアーズの曲調のような控えめで静かな印象だったそうで(笑)

しかもちょうどソロのあるフルートとサックスに上手い子がいたのも理由の一つ。

試しに他の課題曲も演奏してみよう!ってことで、初見で合奏したときのみんなのノリが良かったため、風之舞を選ぶことになりました。

この曲も人気課題曲ランキングの上位によく出てくる曲です。

木管パートメインの曲で、今でも吹奏楽部の学校紹介に使用するビデオ動画のバックミュージックなんかによく使われています。

4位.ディスコ・キッド—1977年—


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この曲は40年ほど前の課題曲ですが、いまだに課題曲人気ランキング1位か2位に挙がってくる有名な曲。

というか、こんな弾けた曲が課題曲になっていた時代があるなんてびっくり(笑)

タイトルもディスコって(*_*)

いまの学生で“ディスコ”が分かる子いるのか?笑

ちなみにこの曲は私の母親が学生時代に演奏した課題曲で、親子そろって課題曲の当たり年に遭遇しているのです(^^♪

***

自分の推しについて語っていたらこんな文字数に(笑)

まだまだ好きな曲はありますが、今日はこの辺にします☆

吹奏楽部あるあるなネタや、吹奏楽部なら1度は演奏したことがあるであろう歴史ある有名な曲の数々、楽器ごとのその人の特徴などを書いていこうと思います!

はるかのこと

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