父と私の終戦の日(後編)

家族の話
2023.9

こんにちは!

中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー

はるかです

 

 

本日の記事は、父と向き合ったシリーズ(後編)になります。

 

先日、クライアント様より「続きまだですか?」とありがたい催促をいただいたこちらの記事。

 

 

 

なんと前編を書いたのは9月下旬!!

もったいぶりすぎて季節が変わってしまいました。汗

 

前編も若干手を加えましたので、前回記事の内容がより赤裸々になっております。

 

 

 

では、張り切ってどうぞ!!

***

 

 

西の花魁から宿題を出され、どう切り出そうか迷っていたところに父から連絡がありました。

(やはり親ってすごい。笑)

 

 

なんとなく私の異変を感じた父から、「お前大丈夫か?」とLINEが。

 

これは今言わないとタイミングを逃すだろうな、というか自分ではタイミング作れないだろうと感じた私は、

 

「ちょっと喋りたいことあって」と返事。

 

 

そしたら父から電話がかかってきました。

 

 

 

私:「あのさー今年の正月に結婚したい人連れてきてもいい?って言ったやん?」

 

父:「おー」

 

私:「もしかしたら結婚できんかもしれん。。。どうしたらいいと思う?」

 

父:「・・・どうしたらいい?ってお前、、、それはまだ父の出る番じゃなかろうもん〜」「それは男側が説得せないかんめーもん」

 

 

 

 

おっしゃる通りすぎるー!笑笑笑

 

 

 

私:「いやぁそうなんやけどさぁ。。。」

 

 

とモゴモゴしながら、私はパートナーとのこれまでのこと、なぜ結婚の話が進まないのか諸々を伝えました。

 

 

 

 

すると父は、途中で私の話を遮り

 

 

父:「はるか、お前もっとシンプルに考えろ。」

 

 

「当人同士はどうなのか?そこが一番大事やろ。しょうもないことをウダウダ二人だけの世界で言ってないで、はっきり向こうの両親に話してみらんことには分からんやろ。」

 

 

「結婚するってことは、相手のことが好きだからする。それしかない。好きだから結婚する。職業がどうとか、学歴がどうとかいろんなしがらみがあるがそんなものは一切関係ないぞ。その人のことが好きだから結婚する。それしかない。」

 

 

 

 

最終的には、

「そんな奴連れてくるな!!父が乗り込んで行っちゃろうか?!」

 

 

 

と言われました。

 

 

もういろいろ信じられなくて

えぇぇぇぇぇぇぇええええええ?!?!?!?!

( ゚д゚)

 

 

って感じで、

ほんの15分くらいの会話でしたが、

電話を切った後、私は大号泣。

 

子供のように声をあげてワンワン泣きました。

 

 

 

父は母のことが好きで結婚したんだ。

だから家族になったんだ。

 

 

信じられないけど、そう思わざるを得ない瞬間でした。

 

 

 

 

こんなに簡単なことなのに、全くそう思えなかった自分は今まで何やってたんやろ?

ずっと愛が流れていて溢れている家族だったのに、なんで私は気づかなかったんだろう?

 

 

 

そう自分を責めました。

 

 

 

なんでうちの両親は仲が悪いんだろう?

なんでうちの家族は他の家と違うんだろう?

なんでうちは家族の団欒がないんだろう?

なんで父はいつも怒っているのだろう?不機嫌なんだろう?

なんで父は母に高圧的な態度なんだろう?

なんで父と母は結婚したのだろう?

なんで父と母は離婚しないんだろう?

なんで私はこの家に生まれたんだろう?

なんで妹は良くて私には厳しいんだろう?

ここに生まれたのは何かの間違いだったんじゃないか?

私はどこかで拾われてきたんじゃないか?

私が男に生まれていたら何か違ったのだろうか?

 

 

 

自分の家族に対して「なんで?」がいっぱいあって、いつも自分の家族のことを恥ずかしいと思っていました。

 

 

「ウチは他とは違うんだな。」

 

 

そう思い込むことでしか自分を納得させることができなくて、でも納得なんてできなくて、ずっと孤独感のような寂しさのようなものを感じていました。

 

 

うちは他とは違うから

だからウチにはサンタさんは来ないんだな

だから家族の誕生日を祝うことなんてないんやな

だからプレゼント交換なんてしないんやな

だから誰にも理解なんてしてもらえない

 

 

 

全部「うちは他の家とは違う」せい。

 

 

 

 

 

私は大人になっても親の面倒は見ない。

長女を頼るのもいい加減にしろ。

私は親の老後の面倒は見ない!!

自分らでなんとかせい!

このままじゃ私が死んでしまう!

こんな人生でたまるか!

 

 

 

そう思って地元を離れました。

 

 

 

 

母は私たちが小さい頃から父の愚痴をよく言っていましたが、父からは母の愚痴を聞いたことがありません。

母は「結婚しなきゃよかった」「あんた達がいるから離婚できんかったったい!」と愚痴るけど、父の口からは「結婚しなきゃよかった」「お前達がいるから離婚できない!」なんて聞いたことがありません。

 

 

 

心理学に出会い自分と向き合っていく過程で、母は父のことが好きで結婚したのだとどこかで気づいていました。

でも父はなぜ母と結婚したのか、離婚しないのか全くわかりませんでした。

 

 

 

父から離婚を突きつければ離婚できるはずなのに、なぜそれをしないんだろう?

 

 

 

父が電話で教えてくれた

「好きだから結婚するんや」

 

 

という言葉で、私がずっと抱いていた家族に対しての「なんで?」が全て解けた瞬間でした。

 

 

 

私は自分の家族を見たいようにしか見てなくて、見えるようにしか見ていませんでした。

愛があるなんて全く思えなかった。

私は全然家族のこと見てなかった。

 

 

 

こうやって父や母に頼り甘えることができるのも、両親が生きているからこそできることなのかもしれません。

 

 

学生の頃や大人になってからも、自分の中の怒りや寂しさを抑えることに必死で「あんな親◯ねばいいのに!」と思ったことは何度もありましたが、両親が生きていなければ私はここまでは辿り着けなかったと思います。気づけなかったと思います。

 

 

 

不思議なことですが父が母のことが好きで結婚したのだということを受け取れるようになってから、自分の存在や愛し方に自信が芽生え始めました。

そしてパートナーとの関係にも少しずつですが変化が現れ始めました。

 

 

なんとなくパートナーとの心の距離が近づいたような、お互いの弱さをお互いで認め合えるような場面が少しずつ増えてきました。

(※それでまたもや大号泣することもありました笑)

 

 

 

これが相互依存なのか〜??

 

そんなことを体感をしております。

 

 

 

私たちは父親から愛し方を学んで、母親から愛され方を学んでいくと聞きます。

 

 

私の母はこんなにも父に愛されているにも関わらず自分が愛されているなんて信じられない受け取り下手で、父は気持ちよく受け取ってもらえないから不機嫌で怒っていて、でも家族になんかあったら敵陣に乗り込む系で・・・

 

 

お母さんもスーパーおかんやったけど、そんなお母さんを支えたオトンもスーパーオトンやったな。

この両親あっての私やな( ̄ー ̄)

 

 

 

 

お母さんは、お父さんに愛されている。

 

「私ばっかり愛されてごめんなさい」

「こんな家族で恥ずかしい」

なんて傲慢すぎたわ。

 

 

 

 

 

そうやって「私この家族でよかったな」と思えるようになった出来事になりました。

 

 

 

 

 

**

書きながら思い出したことが一つ。。。

 

私自身の家族のイメージは、両親仲悪い・暗い・冷戦のようなイメージだったのですが、そんなウチにはいつもラジオが流れていました。

 

 

福山雅治、松任谷由美、竹内まりや、山下達郎、柴田淳などなど、著名人のラジオ放送がかかっている時もありましたがダントツでいつも流れているラジオ番組があったんです。

 

 

それは、FM福岡のモーニングジャム「おもろい家族」という番組。

月〜金の午前中、週末は再放送も聴き、CDも持っています(どんだけ笑)

 

 

 

全国のおもろい家族に関するネタやメッセージを読み上げるだけなのですが、毎回めちゃくちゃ面白く「こんな家族いるの?」とびっくりするほど。

 

 

短いですがYouTubeにも上がってました!

YouTube
作成した動画を友だち、家族、世界中の人たちと共有

 

 

こんな感じのラジオが常に流れていたわけです。

いつも家の中は緊張が走っていて、ウチは暗い家族やと思っていたけどそれも全部思い込みだったなー。

 

 

 

 

そんな私の夢は、自分の家族ができたらモーニングジャムの「おもろい家族」に投稿し、パーソナリティーのナカジーに面白おかしく読んでもらうこと。

 

 

それが私が結婚した時にやりたいビジョンの一つです。

 

 

 

 

私の家族、最強だo(^o^)o!!

 

 

 

***

 

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