まさかの映画「国宝」で、ロールプレイセッションを受けた感覚に陥った

日々のコラム

こんにちは!中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラーの中辻はるかです!

公開前からずーーーーっと気になっていた映画「国宝」。


サントラを聴き、YouTubeで出演俳優たちの特番を観て、劇場を調べてはスケジュールを確認するということを1ヶ月以上繰り返し、カウンセラー仲間から「はよ行けや」と尻を叩かれ、先日やっと観に行って参りました。




もうね、分かってたことやけど素晴らしかった。(語彙力w)

吉沢亮さん、綺麗すぎました。ただ顔が綺麗なだけじゃない。そこに甘んじてない静かな情熱と集中力と演技力。ただただすごかった。

横浜流星さん、最近では珍しく男らしい俳優さんで(前から思ってた)、そこら辺の若手俳優とは違う漢の座った人だ。

あんな人と結婚したい(願望)





実は20代の頃、母や祖父母と一緒に歌舞伎をよく観に行っていました。

市川染五郎、片岡愛之助、市川猿翁、市川中車、市川猿之助、、、(全部当時の名前)

もっと他にも観に行ったはずなのですが役者さんたちの名前が思い出せず。


当時は何も知らずに観に行っていたのですが、歴史が好きな私は結構ハマりまして、観に行った後に役者さんのことや舞台で見た演目のことを色々調べたりして時代背景などを考察したりしていました。



歌舞伎言葉ってめちゃくちゃ独特で知らないと本当に聞き取れないのですが、それでもあの雰囲気に魅了されるというか、圧倒されるというか、すごく華やかで品のあって引き込まれる世界でした。


いつか着物を着て歌舞伎を観に行ってみたい。


今回国宝を観ながら、そんなことも思い出しました。



上映時間3時間という、映画にしては長すぎる尺だったのですが、そんなこと全く気にならないくらいの没入感。

最後まで話の展開がどうなっていくのか予想がつきませんでした。

そしてこれは意外だったのですが、登場人物全てに共感ポイントがあってめちゃくちゃ感情を揺さぶられました。

どの登場人物の視点から見ても共感できる映画ってすごくないすか?

感情が忙しいというわけでもなく、じわじわ効いてくる感じ。

この感覚ってカウンセリングやロールプレイセッションを受けた後と同じで、人ってたくさん感情を感じるとぼーっとするんやなってのが腹落ちした瞬間でもありました。なるほど納得。


よって、その日は感情を感じすぎたのか映画が終わった後もぼーーーーっとしながら帰路について、次の日の朝は起きれませんでした(笑)




ここからは少しネタバレ要素が含まれます。





映画の中で喜久雄(吉沢亮)は、「苦しくても辛くても芸を続けていくんや。舞台に立ち続けるんや」みたいな言葉をいろんな人から掛けられます。


その言葉通りに喜久雄はどんなことがあっても稽古を休まず、理不尽なことをされてもどんな役でも芸を続け、舞台に立つことを選択し続けます。

時には汚い方法を使ってでも芸を続けるためにいろんな人を巻き込み周りの人を傷つけていきますし、本人も傷ついていきます。

それでも歌舞伎(女形)をやめようとはしません。


もう辞めた方がいいんじゃないか?ってくらい、喜久雄が華やかな世界から奈落の底に落ちていくシーンがあるのですが、それでも芸を辞めようとはしません。

何があっても稽古に励み、舞台に立ち続けようとしていました。




そんな姿を見ながら私が感じたことは、

〝自分にはこれしかない〟という覚悟やコミットってこういうことなのかもしれない、ということでした。







果たして私はカウンセラーというものに対して「自分にはこれしかない」と思いながら向き合えているだろうか・・・?

・・・。





実は先日、個人的にカウンセリングを受けに行ってきたのです。

そこで上がった内容として「なぜ私は本気で向き合わなくなったのか?」という問いが出てきました。



本気でやってない・・・

100%のエネルギーをぶちこんでいない。




本当は別にやりたいことがあるから本気になれないのか。

それとも何かに本気で向き合うこと自体が苦手なのか?



私はいつから諦めてしまったのか?

過去を思い返してみると、中学高校では割と本気で受験も部活もやっていたような記憶なんです。

部活に対しては若干厨二病っぽい感じだったのも否めませんが(本当は吹奏楽が大好きなのに「内申点のために部活をしてるだけ」と三者面談で担任に向かって言い放ったことがある笑)、練習に対しては結構厳しくて怖い先輩として名が通っていたし、練習不足で吹けない人がいれば合奏中でも同期や後輩を合奏部屋から追い出して個人練させたりしていました(怖)

演奏会の本番当日、会場へ移動するバスの中で後輩を説教して泣かしてしまったこともあります。(本番直前だったので結構焦った記憶が笑)



受験の時は周りの反対を押し切って、自分が行きたい進路を選択しました。


父の反対勢力に刃向かうには結構なエネルギーが必要だったし、エゴの声で闇落ちしそうだったし孤独でしんどくて辛い状況ではありました。(原因コレか?)



受験や部活が終わって以降、あの時と同じくらいのエネルギーで何かに本気で取り組んだみたいな記憶がないのです・・・(受験って何年前の話だよっていうツッコミは置いといて笑)

私が本気でやりたいことと向き合わなくなったのはなぜか?

自分が本気になることを怖れているのはなぜか?



学生時代の熱量に比べると、今の自分はやってはいるけどどこかで諦めを感じているような気もしていて、「自分にはこれしかない」と思うことを怖れてのらりくらりしているような、そんな感じ。




なぜ「自分にはこれしかない」と思うこと自体を怖れているのだろうか?と考えた時に真っ先に出てきた答えは、「やっても無駄だった」という思いでした。


自分が目指した結果が得られなかった、みたいな。

そこには、「悔しい」が大量に散りばめられていて、その次に悲しい・辛い・孤独みたいなものがありました。




正直「またこれかよ?」と思いました(笑)

まだ受験のこと引きずってんのか私は!?私は何歳だ?もういい年したアラサーだぞ?笑



「悔しい」という感情を感じたくないから、それを感じなくて済むような距離感でやってるなぁってのも正直あります。


あとはなんか「これを全力でやってダメだった時は自分はもう終わりだ!」みたいな、ダメだった時は戻ってこれないみたいな思いもあるし。(やってもねぇのに終わりとか言うなよってもう一人の自分が言ってるが)


本当は今の自分に飽き飽きしているくせに、この環境が自分には相応しいと思い込もうとしているような感覚すらあります。

そこに情熱はないわな。

でもそこから脱出したい自分もいるのも事実。

悔しい思いを感じなくても済むぬるま湯にいたい自分と飽き飽きしてイライラしているもう一人の自分。



私はいつからこんな環境の住人になってしまったんだ?






国宝ではとても心に響くセリフがたくさん出てきますが、その中でも特に印象に残っているものがあります。

それは喜久雄(吉沢亮)がしゅんぼん(横浜流星)に対して、「しゅんぼんの血をコップに入れてゴクゴク飲みたい」と言ったセリフ。

舞台本番前に緊張でガタガタ震えて目に涙いっぱい浮かべながら喜久雄が言うわけ。



この感情を心理学で言ったら
ザ・無価値感なんやけども・・・



どれだけ稽古しても周りから認められても、しゅんぼんが欲しかったものを手に入れても、喜久雄は「自分には何もない」って思ってるんやなってのが大量に伝わってきて、なんかもういろんな複雑な心境超えて狂気すら感じるというか、、、

そのセリフに対してしゅんぼんが放った優しく励ます言葉とかも感動的でさ。

自分が欲しかったポジションを持ってる相手からお前の血が欲しいって・・・。

しゅんぼんの立場を考えると「泣きてえのはこっちだべ!」ってキレてもいいはずなのに。








これまでに私も「〝自分にはコレしかない〟と思ったからカウンセラーとして独立して1本に絞りました」という話をいろんな人から聞いてきましたが、こういうことなのかもしれません。


辛いことやしんどいことがあってもそれでも芸やカウンセリングが好きで仕方なくて、あの世界をまた味わいたいと稽古に励むし芸やカウンセリングを続ける。

どんな状況でも舞台に立ち続ける。


誰かに嫌われてもウザがられても意地汚いやり方で周りや仲間に嫌われても悪魔と取引しても「芸やカウンセリングと本気で向き合ってそれを極める」とは、こういうことなのかもしれないと感じた瞬間でした。



別の言い方をすると、他人の目を気にしたり自分の魅力価値才能を受け取れないだのと言って遠慮しているうちは芸やカウンセリングというものに対して本気ではないということだ。(ブーメラン)






ちなみにYouTubeで出演者インタビューも観たのですが、その中でとても興味深いコメントがありました。

「自分が演じているシーンでどのシーンが好きか」みたいな質問が出たのです。


観客側からすると、主人公がのし上がって行く様が好きだったりすることが多いそうなのですが、役者側は自分の役が落ちていっているシーンが好きになることが多いんだとか。

(物理的に落ちるという意味ではなく、精神崩壊するとか、光から闇に向かうみたいな情緒的な感じ)




それを聞いた時に思わず「うわー、わたしそれ実践でやってるわぁ」と思ってしまいました(爆)

もう闇落ちの演出はいらんのよ。笑


やっぱ私は映画とかドラマもそうやけど、芸術ものが好きだわ。そこからその人の情熱とか生き様みたいなものに触れるのが好きやわ。

そうやって感情を動かして色々と歴史や背景を知るのが好きやし面白い。



私はもっとカウンセリングや心理学の世界のことを好きになっていいのかもしれない。

なんだかそう思わせてくれる映画だった。

カウンセリングや心理学の世界は私がどれだけ好きになっても離れていかない。



3時間という長丁場な映画だったけどもう一度見に行きたいと思わせてくれる作品でした。

次は小説も読みたいなぁ。





ということで、感情を動かしたかったら映画やドラマを見ることもおすすめだぞ♪というお話でした!

中辻はるか
中辻はるか

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