中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかです。
本日はオンラインカウンセリング「ココロノマルシェ」に寄せられたご相談への回答になります。
ココロノマルシェとは…
根本裕幸カウンセラー/ココロノオフィス主催のカウンセラー養成講座「お弟子さん制度」を卒業したカウンセラー達が、みなさんから寄せられたご相談を受け付けているオンラインの無料掲示板です。
たくさんのカウンセラーから回答がいただけますので、よかったらご利用くださいね^^
***
現実に起こっていることと自分の本音があまりにもかけ離れている時、私たちはどうしても本音の方を無理やり〝なかったことにしよう〟としてしまいます。
そうすると腹の底では納得できていない状態なので感情が余計に暴走し、頭では「無理!できない!やめとけ!」と言っているのに本音が諦めきれず、最終的に「どうしたらいいんや?」「どうすべきなんや?」と途方に暮れてしまうもの。
なので、そういったときにはまず「潔くあきらめましょ!」とお伝えしています。
◆ご相談内容
ご相談内容はこちらです。
『悩みを手放したい』
こんにちは。ご相談させてください。
23歳の女です。
異性から好きになってもらうことができないし、好きになるのもできません。
かっこいい人、モテる人は私なんか選ばないと最初から思っているので、近づくこともしないようにしています。
そのくせ性欲は強くて、したことはないけど行為にはすごく興味があります。
彼氏ができないならセフレを作ろうと思って、一度途中までしてみたけど、相手も私を好きではないし、私も相手を好きではないので、それが辛くて最後まではできませんでした。
私は好きでもない人と欲だけですることはできないみたいです。
本当は心も体も両方好きになってくれる人がいたらいいけど、人付き合いも出会いの場に積極的に出向くことも苦手な私には、そのような人に出会うことは無理だと思います。
可愛いわけでもないので、相手側からアプローチされることもありません。
自分の中で折り合いをつけて、できれば一人で生きられるようになりたいです。
無理なことは諦めて、悩まず前に進みたいです。
どうしたら気持ちの整理ができるでしょうか。
アドバイスを頂ければ幸いです。
(ご相談者様:サエさん)
サエさんこんにちは^^
はるかが回答させていただきますね!
◆回答
とてもツッコミどころが満載で、私が10代後半~20代の時に漠然と抱いていた気持ちと似ているなと思いながら読ませていただきました^^♪
>無理なことは諦めて、悩まず前に進みたいです。
これができたら人生楽勝!!な気がしますよね。(私も何度願ったことか笑)
私も自分の気持ちと現実に起こっていることに折り合いをつけることが大の苦手で、「感情なんか無くなっちまえばいいのに!」と思いながら生きている時代がありました。
なのに、今では「心の世界って面白い~うふふふふふふ〜」と思いながら生きてるんですから、人って変わるんですよ^^
それにまだまだサエさんは20代前半。
これからたくさんの可能性がありますし、人って変われますので大丈夫です。
安心してくださいね。
ちなみにサエさんのおっしゃる「悩んでいない状態」ってどんな状態でしょうか?
叶えたい未来に挑戦していくのではなく、出来ることしかやらない状態でしょうか?
諦められないことにもちゃんと意味がありまして、悩むこと自体にもちゃんと目的があります。
例えばですが、サエさんは今から何かしらの競技でオリンピック出場を目指そうと思いますか?
これでもしサエさんがオリンピック出場選手だったら話が続かなくなってしまうので、例えるものはなんでもいいんですけど(笑)
来年東大を受験しようと思いますか?
今の体力でエベレストに登ろうと思いますか?
世界で最も過酷で権威あると言われているショパン国際ピアノコンクールに出ようと思いますか?
思いませんよね。
だって無理ですもん。
誰かに「来年東大受験せぇ!」と言われても「明日エベレストに登ってください!」と哀願されても、悩むこともなく「いや、無理っす!」と一蹴りできるでしょう。
(100億円あげるから!とか言われたら悩みますかね?笑)
そもそも論としてその地位や経験を手に入れることを「望んでいない」というのもありますけど、人って絶対に無理だと思っていることは見向きもしないし目指そうともしないんです。
※上記に挙げた例がそれ。
じゃあなぜサエさんは無理だと思ってることを諦めたいのに諦め切れないのか?というと、本当はサエさんの心も体も両方好きになってくれる人がいる!ということを心の底ではわかっているからです。
誰が?
〝サエさん自身が〟です。
もちろん現実に起こってることから考えると、そうは思えないのが普通です。
でも無意識の層というか潜在意識(自分が認識できていない世界)からすれば、現実に起こっていることは全く関係ないんです。
>異性から好きになってもらうことができないし、好きになるのもできません。
とおっしゃっているように、
現実から見てサエさんがどれだけ絶望的だと感じていたとしても
そんなの知ったこっちゃない!欲しい!やりたい!好きぃぃぃぃぃ!!!
とサエさんの腹の底の本音が言っているんです。
なんか好き
なんか欲しい
なんかやってみたい
これって根拠のない感覚や直感だったり感情を伴うものだったりするのですが、この感情とか感覚の部分は「世間体や常識ではこうだから!」と言われても抑えられないようなエネルギッシュな面があります。
この思いが行動を促していくための原動力になっていきます。
なので、いくら現実世界で
>異性から好きになってもらうことができないし、好きになるのもできません。
>私は好きでもない人と欲だけですることはできないみたいです。
こういったことが起こっていても、「そんなの知らんわ!好きなもんは好きなんやーーー!」「私は心も体も両方好きになってくれる人とパートナーシップを築きたいんじゃー!」という思いが勝ってしまうのは当然のこと。
なのでサエさん、潔く諦めましょう。
腹の底からくる願望には抵抗できません。
*
ここで少し余談ですが「諦める」という言葉は、本来「明らかにする」という語源からきていると言われています。
腹の底の言葉、本音を「無理だろ」と思考で切り捨てるのではなく、水面から掬い上げるように明らかにしていきましょう。
じゃあどうすりゃいいのよー!どうしたら気持ちの整理ができるのよー!
ということで、ここからが今日の本題です!!!ドヤ
*
>どうしたら気持ちの整理ができるでしょうか。
とのことですが、まずは一つ一つ自分の気持ちを認めて受け入れていくことです。
「私は心も体も両方好きになってくれる人とパートナーシップを築きたいと思っているんだな」
「私はもっと恋愛を楽しみたいんだな」
「理想の恋愛やそういった人と出会うことは、今は無理だと私が思っているんだな」
ということ。
ここで注目していただきたいポイントは、全部「私」を主語にしている点です。
現実がどうであれ、私がそうしたいと思っているってことを一つ一つ受け入れていきましょう。
そこで「いやー現実的に考えて無理じゃん?」と頭で考えたことで否定するから感情が暴走するんです。
*
ここからは少し揚げ足取りになってしまうのですが、
サエさんはなぜそんなにも受け身なのでしょうか?
自分に自信がないからでしょうか?
受け身なのは男女関係においてだけでしょうか?
他にも「わたし受け身やな」って思い当たる節はありますでしょうか?
>異性から好きになってもらうことができないし、好きになるのもできません。
>本当は心も体も両方好きになってくれる人がいたらいいけど、
「好きになるのもできない」というのは、異性の気に食わない面が見えると嫌いになっちゃうとかでしょうか?
それとも異性のことが生理的に無理とかでしょうか?
もしサエさんが私のカウンセリングに来られたならば、この辺りをもう少し詳しく質問していきたいなと思いました。
異性から好きになってもらう、好きになってくれる機会が少なくても、ご自分から好きになることはできます。
異性に対して少し期待しすぎてはいませんか?
そしてもう一つ。
なぜそんなにも異性のことやご自身のことを決めつけていらっしゃるのでしょうか?という点。
>かっこいい人、モテる人は私なんか選ばないと最初から思っているので、近づくこともしないようにしています。
>人付き合いも出会いの場に積極的に出向くことも苦手な私には、そのような人に出会うことは無理だと思います。
>可愛いわけでもないので、相手側からアプローチされることもありません。
何か思春期以降に異性との関係でトラウマになっていることでもあったのでしょうか?
ちなみに、かっこいい人やモテる人全員が自信満々かというとそういうわけでもないんですよ。
むしろ「え!蓋開けてみたら全然自分に自信ない奴じゃん!」なんてザラ。
なぜそう言えるのか?というと、男性は女性と違って見た目のかっこよさや女性にモテる要素があっても、それが男としての絶対的な力の証明にはならないからです。
それが女性社会とは違うところですよね^^
なので、「かっこいい人やモテる人は私なんか選ばないわ」と思って近づかないようにしていることは非常にもったいない!!
それに人付き合いや出会いの場が苦手でも、異性と出会う方法なんて五万とあります。
「オンラインお見合い」や「オンラインデート」という形式?があるくらいですし、最近は人ごみが苦手な方も多くいらっしゃいますので、オンラインを通して不特定多数の人と出会うことは簡単になりました。
(これがコロナ禍になった恩恵とも言えますよね)
私はホステスとして働いてきた経験があるからこそ言えるのですが、実は容姿の可愛い人がみんな相手側からアプローチされるのではないのですよ~。
これは私の持論ですが、異性からアプローチされやすいかどうかは見た目が綺麗とか可愛いではなく女性側の愛嬌と隙です。
(ここテストに出るよ〜!笑)
確かに見た目は大事です。特に女性はね。
でもそれ以上に破壊力があるのが愛嬌と隙なんですよ。
本当に。
だって、どんなに綺麗で可愛くてスタイル良くても愛想がなかったら声かけにくいでしょ?笑
「え、なんか怖い。汗」ってなると思いません?
男性だって本当は自信がないんです。
特に今の世の中お給料はバブル崩壊後から上がっていないと言われているし、女性が社会進出することが当たり前になりました。
正直言って、結婚しなくてもタネさえいただくことができれば(爆)女性一人でも子供を育てていけるような世の中になりました。(そういった選択肢もありますしね^^)
その上で、サエさんが今後考えていかなければならないのは、
- 私は男性に何を与えたいのか?
- 私は何が提供できるのか?私の魅力ってなんなのか?
- 私はどんな男女関係やパートナーシップを築いていきたいのか?
という点です。
そのためには自分の本音を一つ一つ受け入れていくことと同時に、「男性ってどんな生き物なのか?」ということを男女関係ではない関係性を通して学んでいくことをお勧めしたいと思います。
一番おすすめな方法としては、男女関係ではない距離感で男性と接する機会を増やしてみてください。
とりあえずバイトでもいいので、水商売の世界で仕事を通して男性との接点を増やすのもありです。
男性がどんな生き物なのかを知っていく方法としては一番手っ取り早いかと思います。
なぜ男女関係ではない距離感なのかというと、男女関係だと本来の男性の良さが自分の欲で見えなくなりやすいからです。
距離が近すぎてしまうからとお伝えすると分かりやすいでしょうか?
男と女の関係になってしまうとどうしても自分の満たしてもらいたい部分が出てきてしまったり、冷静になれなかったりするので、異性の嫌な面に自分が反応しやすくなってしまうんですよね。
男女関係ではない距離感で男性と接する機会を増やすことにより免疫?のような、大きく言ってしまえば人と接するための免疫がつきます。
◆まとめ
実は私自身、20代の頃は人と接することがものすごくストレスで苦手で「なるべく人と接したくない、喋りたくない」と思って過ごしてきました。
でも接客業を通して、仕事を通してひたすら人と接するための負荷?をかけたことで、初対面の人と接することが苦手ではなくなりました。
そして何よりも自分の価値や魅力を多く知ることができました。
それと同時に男性への嫌悪感も紛れていったんです。
諦めるのはまだ早いです。
これからは異性から好きになってもらう、好きになってくれる、アプローチされることをただひたすら待っているだけの女ではなく、男性に男としての自信を与えられる女性になっていきましょう^^
回答は以上になります。
この回答に関して何かご質問やご感想などございましたら、遠慮なくお問い合わせフォームよりメッセージくださいね^^
私でよければ伴奏いたしますのでご連絡くださいね^^
この度はココロノマルシェにご相談いただきありがとうございました。
いつでもサエさんのことを応援しています♪
中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラー
中辻はるかでした!
◾️【募集中】2024年4月個人セッション
◾️中辻はるかのプロフィールです
世間体や役割にとらわれない女の生き方を全うしよう!
大切なのは自分を大事にする勇気♪
★Profile
★Instagram
★X(旧Twitter)
★stand.fm
コメント