こんにちは！中洲生まれ北新地育ちの心理カウンセラーの中辻はるかです！
好きな男性が現れると、体の関係になると、お付き合いが始まると、途端に母性を爆発させてしまう女性がいます。
彼からLINEやメールの既読＆未読無視をされても、忙しいから会えないと言われても、普段から鎧を纏い自立的な彼の中にある孤独感や無力感や男としての自信のなさを感じ取り、「あなたは素晴らしい人よ」なんて優しい言葉を囁いたり、時には自らの体を使って彼に一生懸命に愛を伝えたりします。
そんな女性はとてもとても情熱的でエネルギッシュで「どんな彼でも愛す！お前が好きだ！」と、その辺の男よりも男らしく彼を愛し抜こうとします。
この思いが意中の彼を遠ざけてしまっていることに気づかずに・・・。
＊
体の関係に入った途端の音信不通。
「忙しいから会えない」というリスケなしの言い訳。
かと思えば、
「今日の◯時からなら会える」
という急な夜間帯の呼び出し。
その時間帯に予定が入っていようが次の日が仕事だろうが交通手段がなかろうが、あらゆる壁を突破し彼のいる場所まで向かう自分。
まるで特別な訓練を受けた誇り高きレスキュー隊のように彼を救いに行くのだ。
そうやって自分を授け、彼を救う。
でも時間が経てばモヤモヤと出てくる違和感。
彼と離れると出てくる醜い依存心や執着心。
体を重ねる前はあんなにも情熱的な言葉を囁き私を承認してくれていたのになぜ？
あんなにも私のことを求めていたはずなのになぜ？
情事の最中はあんなにも愛し合っていたはずなのに、お互いの想いを確認できていたはずなのに、、、なぜ？？？
普通であればこの時点で強烈な怒りが湧いてくるはずなんです。
でも情熱的な母性を持っているあなたは違う。
孤独な彼を理解したいから、普段は鎧を纏っているけど本当は自信がなくて弱くて不安でいっぱいな彼を理解したい。その部分も含めて彼であるからこそ、そんな彼をも愛してあげたい、認めてあげたい。
そうやって愛と引き換えに、湧いて出てきた自分の怒りを抑え込もうとする。
自分が蔑ろに扱われている怒りを感じるよりも、弱くて自信がなくてそれでも頑張っている彼を受け止めたいし理解してあげたいから。
そんな孤独で弱い彼の唯一のオアシスになってあげたい。
それが私の生きがい。これが私のポリシー。それが私の存在意義。
＊
〝愛しにくい人を愛することで、自分の存在意義を満たす〟
それは一見とても愛情深く懐の大きいもののように感じますが、反対から見ればとても深い底なし沼のような依存心でもあります。
自分の存在意義が自分で認められないから、相手を使って満たそうとしているのです。
相手を満たしたいと思っているようで、本当は自分の依存心を満たしたい。
自分の存在意義が自分では認められないから、相手を使って本来の目的を達成しようとするんです。
だからどんなに酷いことをされても相手に執着してしまいます。
もっと愛させてくれ！そして私の存在を認めてくれ！（←これが一番の本音。愛させてくれ！が本音ではない）と執着します、依存します。
自分の存在意義が認められない度合いだけ、あらゆる問題を抱えた男性を引き寄せ「私の存在意義を満たせるのはこの男だけだ！」と感じるのです。
あなたはそんなにちっぽけな人間なのでしょうか？
誰かを使ってでしか自分の存在意義が満たせないのでしょうか？
そんなに酷い扱いをしてくる男性を愛することでしか、自分の中にある女としての魅力や価値が認められないのでしょうか？
受け入れられないのでしょうか？
自分の女の部分が満たされないのでしょうか？
それはとっても辛く悲しいことじゃないでしょうか。
相手の思い通りの女に成り下がってまで彼を愛するのはおやめなさい。
相手の思い通りの女になって彼を満たすのではなく、彼にわかりやすい女であることを心がけましょう。
まずは松山千春の歌に出てくるようなしおらしい女のふりをするのをやめろ。（千春の歌は好きです）
あなたはそんなに弱くない。
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