私より強い男が好きなくせに、私より強い男なんかいないと思ってた

わたしの話

「男はあてにならない」

「男はみんな女性を軽視している」



過去の私はいつもそう感じていました。

いつからそんな想いを抱くようになっていたのだろうか・・・?

たぶん一度だけの経験じゃなくて、これまで生きてきた環境で蓄積された観念だったように思います。


記憶上では、思春期頃からそんな思いを日常でひしひしと感じていたような気がします。



そのうちの一つは母からの影響。

母は私が物心ついた時から、口癖のように「女って損よねー」と言っていました。

母は自分が女だったことが原因で、大学へ進学できなかった過去があります。そして、男の子だからと優遇された弟がいます。

二つ目は、父や親族からの影響。

父方の祖父母は九州でも男尊女卑の名残のある鹿児島だったので、親戚の集まりではいつも座り位置が決まっており、男性が上座で女性が下座という構図でした。

もちろん食べ物も男性陣の前に並べられているものの方が豪華で、女性は男性陣が食べた残り物を遠慮がちに頂く感じ。

三つ目は学生時代の影響。

学生時代での度重なる痴漢被害やストーカー被害、男性教師からのいじめを受けたことも大きな引き金となったように思います。

母は決まって私に「いつでも離婚できるように女も自立して生きるのよ」と言っていました。

両親は私が物心ついた頃から喧嘩が絶えず、不仲だったんです。

家の中では、両親が会話をすることはありません。想像つかないかもしれませんが、父と母は終始無言。

会話が始まる時は喧嘩が始まる時でした。


周りの友人の親たちはみんな仲が良くて、家族で出かけることがしょっちゅうあるような環境の子達ばかりでした。

私たち家族のような、暗くて無言の家庭がなかったんです。

「なんでうちの家族だけ他とは違うんだろう?」

小学生くらいまではそう感じていました。

でもいつの間にかその違いを考えることもなくなっていきました。

「考えるだけ無駄」

そうやって切り捨てていたのかもしれません。



家族が仲良しな友人が羨ましくて、一度だけ嘘をついたことがありました。


「うちに赤ちゃんが産まれるんだ〜♪」

今考えるととても切ない大嘘なのだけど(笑)

両親が愛し合っているから子供が生まれるとどこかで分かっていたのか、「子供が産まれることは愛の象徴」みたいに思っていたのかも。




「男に頼らず生きていけるよう、社会で自立するんだ」

「女一人でも子供が育てられるよう、自立するんだ」


中高校生くらいからそんな思いを抱くようになっていました。

私は男性という生き物をとても軽蔑し敵対していたのです。



「父親を含め、大人の男どもはみんなクソだ。女性を大事にできない。」


中高生といえば、普通であれば恋だの愛だのと騒ぐお年頃ですが、当時の私はそれほど興味がなく・・・。

「男と付き合って何をするんだ?公園で散歩でもするのかよ?」と本気で思っていました(笑)

今思えば、中高生にしてはとても冷めていたと思います。



それでも、いつか自分は大人になる。社会人になる。

そうなったときに、男性と同程度の地位を築けるように資格を取らねば、大企業に就職しなければ、大学に行かなければ。

男は当てにならない。

誰も守ってくれない。

女を自分の奴隷のように扱う。

そうならないために、自立しなければ。

今思えばその強い観念にギョッとするけど(笑)

当時の私の中ではその観念が当たり前のように渦巻いていました。



そん風に気を張っているとね、当たり前ですが顔つきも今と違って結構キツい感じでした。特に目つきが。

私は相当な男性不信だったんです。

かといって、女性を信用していたかというとそれも微妙で(ここは長くなってしまうので今日のところは割愛する笑)


社会人になってからは、男性のメンタルの弱さを感じることが多々ありました。

私が初めてちゃんと付き合った男性は、自分が愛されているか不安になると私に暴言を吐くようになりました。

「なんだこいつ」

ちょっとでも気に食わないことがあると、何十回もの鬼電、私の家の前で待ち伏せ。

私が別れ話を切り出すと、泣いて仲直りを仕掛けてくる。



「男のくせにメソメソ泣くんじゃねーよ!!泣きてぇのはこっちだ!!」

そうやって、私も私で男性を差別していたんです。

私が安心して頼って甘えられるような、もっと自立してメンタルの安定した私を守ってくれる男はいないものか・・・?

いつもそう思っていました。


私より豪鉄の強い男と出会いその人のことを好きになったこともありましたが、そういう男性ほどとても偏った考え方をしていて話にならない(笑)

「お前は何様なんだ?」というほどの上から目線なナルシストとプライド。

こちらが至極真っ当な正論で意見を述べても、彼のオリジナリティな別のプライドが出てくる始末(笑)


いま書いていて思い出しましたが、当時25歳だった私に向かって「女は25から高齢出産だから」と言ってきたこともありました。(当時彼は10個ほど年齢が上でした)

何も知らなかった私はその言葉を鵜呑みにしたよねw



なんで自分が好きになる男性は、こんなしょうもない男ばかりなんだろう。

男友達がいないわけではなかったですが、男友達は男友達で恋愛の対象ではなかったんですよね。

10代からそんなドライな性格だったためか、学校を卒業して社会人になってある程度落ち着いてから、「実は中学生の頃好きでした」「実はあの時好きだったんです」と告白してくれる男性もいました。

ありがたい一方で、正直に言うと「〝あの時好きでした〟って過去形で言われてもどうしたらいいのん?」と思っていました。



今でも疑問に思うんだけど、過去形で告白してくる男子はなんなの???



「そうだったの???私も◯◯くんと同じ気持ちだったの!(はぁと)」ってなるとでも思っとるんか?

なりません!!笑



「あんたらは私が求めるような頼って甘えられる男子じゃないんよ」(タバコをふかしながら笑)

私のことを好きと言ってくれる男性は頼りないし、性的な魅力を感じない。

かといって、性的魅力を感じる男性はプライドが偏りすぎて毎度喧嘩になってセックス以外は全く楽しめない。


じゃあ私が頼って甘えられて尚且つ性的な魅力を感じる男性はどこにいるのか・・・?

自立していてメンタルが安定していていざという時に頼りになって甘えられて包容力があって空気が読めて共感力もあって喧嘩してもメソメソしないような、私より強い男はどこにいるの????

それを望むことは贅沢なことなのだろうか?

そんなに難しいことなのだろうか?

それともそんな男はとうの昔に絶滅してしまったのだろうか?

越滅するの早くないか?!?


私より強い男が好きなのに、私より強い男はどこにもいない。

男はみんな弱い、あてにならない、女性を卑下している。

だから私が強くなるしかないし、そんな適当に生きてるだけの男どもに負けてたまるかと思ってました。

今思えば相当拗らせている!!笑

ちなみに今も書きながら思い出しましたが、そんな男尊女卑が憎くて憎くて、そんな社会を変えたくて政治家になろうと思っていた時期があったことも思い出しました(爆)


そんな私の強い思い込みを変えてくれたのは、水商売という世界でした。

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