「男性を癒したいんです」
「彼の孤独感や寂しさを理解してあげたいんです」
そうお話しされるクライアントさんは、実は少なくありません。
ちょっとよくわかんねぇって人は、〝癒したい〟や〝理解してあげたい〟の部分を「愛したい」に変換するとわかりやすいかもしれません。
「男性を愛したいんです」
「彼の孤独感や寂しさを愛してあげたいんです」
その優しさは本当に素敵だなと思います。
ただ、カウンセリングをしていると、少し気になることがあるんですよね。
多くの場合、〝癒したい〟という気持ちの奥に
・嫌われたくない
・必要とされたい
・愛されたい
そんな女のエゴが隠れていることがあるんです。
だからこそ私は時々、こうお聞きします。
「男性を癒したい・彼を理解したいのは、本当にあなたが心から望んでいることですか?」
*
そもそも私たち女性は、男性をわざわざ癒そうと意識しなくてもただそこに存在しているだけで自然と癒しを与えてしまう生き物です。
そこに自信を持っていれば、わざわざ男女関係に「彼を癒したい」という思いを意識的に持ち込むことはしないでしょう。
だから私はこう問いかける時もあります。
「本当は〝彼を癒したい〟のではなく、あなたが彼に癒されたかったんじゃない?」
彼に必要とされたい
彼に愛されたい
彼に癒されたい
だから代わりに彼を愛すことで自分が癒されようとする。
本当にあなたが望んでいるのは彼(男性)を癒すことじゃなくて、自分が理想の彼(男性)から必要とされること、愛されることなんじゃないでしょうか?
なので、最初の問いでもある「それは本当にあなたが心から望んでいることですか?」はそういうこと。
あなたは男性に必要とされることでしか自分の価値を感じられない女性なのでしょうか?
それって自分の価値を他人に預けていることになりませんか?
*
相手を癒すことに一生懸命になればなるほど、 自分の気持ちが置き去りになってしまうこともあります。
自分の何が彼(男性)の癒しになるのかを必死で考えては、癒しが必要な男性(いわゆるダメンズや回避型な男性)を探すことに躍起になります。
癒しが必要な男性が身近にいないと自分が必要とされている実感が湧きませんので、どんどん自分が枯渇しているように感じます。
問題児が彼である分、自分と向き合わずに済みます。
本当の意味で男女関係やパートナーシップがうまくいくのは、
〝相手を満たすこと〟よりも
〝自分をごまかさないこと〟だったりします。
なので、私のカウンセリングではその辺のズレは見逃しません。
あなたの本音が、ちゃんとあなた自身に届きますように。

